歯科医『開業成功バイブル』を
見て下さっている方の中には
Yahooなどの検索エンジンから
辿り着く方がいます。
そこで面白いと言うか
予想外の事があります。
それは、なんと
【歯科 マンネリ】
と言うキーワードで検索して
辿り着く人が、ちょこちょこいると言う事です。
これを知った時に私は
「ネットで検索する位
そんなに悩んでいる人がいるんだ」
とビックリしました。
一方で、「確かにその気持ちも分かる」とも
思いました。
今、これを読まれている先生の中にも
大きく頷きながら読まれている方も
いるかもしれませんね。
毎日ほとんど同じことをして
過ごす日々ですから
マンネリになる人もいるでしょう。
しかし、仕事とは歯科医に限らず
殆どがそうではないでしょうか。
歌手も、何度も同じ歌の練習をし
本番にまた同じ歌を歌う。
野球選手やサッカー選手だって
毎日、ハードな練習をして
試合もするけれど、それも結局が
同じ種目の試合ですよね。
毎日毎日、全く違う事をしている人は
ほぼ皆無なのではないかと思います。
ただ、歌手やスポーツ選手の人たちは
華やかな世界のイメージがあるので
それが仕事であっても
マンネリ感とは無縁のように思えますよね。
でも、多分にそんな華やかな仕事の方達でも
やる気がない日もあるでしょうし
マンネリを感じる時期や
モチベーションの上がらないことも
あると思います。
ただ、そう言う人たちは
プロとして
自分で自分を奮い立たせる術を
知っている人が多いのだと思います。
そこで、私もその術をお伝え・・・
と言いたいところですが
私はスポーツ選手でも歌手でもありませんので
私なりの、歯科医師向けの
マンネリ感や、やる気の無さを減らす術を
お伝えしたいと思います。
それは、つまらない事に
目を向けるのではなく
楽しいことに
目を向けることです。
どう言うことかと言うと
日々は良い事も悪い事もあります。
そこで悪い事にフォーカスして
見続ければ
自分の人生は、つまらないと感じます。
逆に、良い事にフォーカスしていくと
自分の人生は豊かだと感じます。
どちらに目を向けるかは
あなた次第です。
最も簡単に、人生を幸せに
豊かにしていく方法は
毎日の行動で幸せだったこと
嬉しかった事に
目を向けて振り返りをする事です。
毎日の日常の中で
とても大きな幸せを感じるイベントは
早々ないことです。
でも、ここで目を向けてほしいことは
そんな大きなことではありません。
小さな幸せ、些細な嬉しい出来事で
良いのです。
そして、それに目を向ける。
振り返る。
これが大事です。
診療でもそうです。
毎日の中で、一番楽しかった診療や
患者さんからもらった嬉しい言葉などを
振り返ってはどうでしょうか。
治療が終わって
患者さんが涙を浮かべて
両手を握り感謝の言葉を言われる。
そんなドラマチックなことを
求めなくて大丈夫です。
ただ、いつも通院してくれている
患者さんが、朝から良いことがあったようで
ルンルンで来院して来られて
いつもより話が弾んだ
と言うことだけでも良いですし
根治しているけれど
なかなか痛みが取れず
ずっと通院されている患者さんが
ようやく痛みが治まった事でも構いません。
幸せだと感じること
嬉しいと思う気持ちの基準は
人それぞれです。
もし、その基準が高いなら
今回は自分の中でハードルを
少し下げてみることが
このマンネリ打破の秘訣です。
些細なことでも
嬉しい、良かったと思えることを
探しながら診療するだけでも
今まで何とも思っていなかったことに
気づける事が多いです。
そうすると、少しずつ気持ちも変化して
マンネリから打開するのではないでしょうか。
こんなことを言うと
すぐに『スピリチュアル系か！？』
と聞く耳を閉ざしてしまう人がいますが
今や、スピリチュアルと言われていたことが
科学で証明されています。
私も、スピリチュアル大好き！と
言う人間ではありません。
ただ、その通りだと思うことがあります。
それは、悪い思考、悪い言葉は
悪い流れやものを引き寄せます。
逆に、良い思考、良い言葉は
良い流れやものを引き寄せると言うことです。
最近、科学で『引き寄せ』が
証明されるようになってから
本屋さんに行っても
『引き寄せ』と言うタイトルのつく本を
多く見るようになりました。
驚くべきは、ビジネス書の中にも
この引き寄せについて
多く書かれていることです。
そして、それはとても頷ける
内容のものばかりです。
例えば、仕事の場で
『こんな仕事やりたくないんですよね』
と言っている部下がいます。
そんな深刻な感じではなくて
ちょっとした愚痴のような感じで
先輩社員に気軽に言っている程度です。
一方、「仕事大好きです！」とまで
言わなくても大変な仕事を与えても
「この前の仕事、大変でしたが
とても勉強になりました。」
と言っている部下がいます。
新たなプロジェクトを始動する場合
あなたが上司なら、どちらに声をかけるでしょうか？
間違いなく後者の部下でしょう。
前者の部下にもし声をかけたとしても
また愚痴や弱音を吐くのを
聞かないといけないと思うと
仕事の場で
自分も気持ちよく仕事を
出来ませんよね。
そして、状況が続くことで
どんどん、この二人の部下には差が生じます。
プロジェクトで、上司から
更に信頼も得た部下は
昇進がかかった仕事も回ってきます。
一方、不満ばかり言う部下には
評価もつかないので大きな仕事も回らず・・・
回ってこないから
成果も上げられず。
まさに負のスパイラル。
でも、これも自分が撒いた種。
自分で、負の言葉を言って
負を引き寄せてしまっているのです。
負の言葉を聞いて
それがいくら冗談であっても
良い気持ちと感じる人はいません。
底抜けにハッピー！
ポジティブであれ！
ポジティブなことばかり
言うべきだ！
とは言いません。
それはそれで、少し信用できない
気がするので・・・
ただ、負の言葉は言わずに
何事も良い面を見るようにしていけば
それだけでも
良い流れに乗ることが出来ます。
マンネリを感じたり
やる気がないと思ったら
なかなか新しいことに挑戦しよう
と言う気になれないかもしれませんが
行動を起こすことで
確実に状況は変わります。
とは言え、大きな行動を起こすだけが
全てではなくて
気持ちや考え方を
少し変えるだけでも変化します。
まずは、１日の診療の中で
一番楽しかった診療や
患者さんからもらった嬉しい言葉など
を振り返るようにしてみて下さい。
そんな事で？
と胡散臭く思っているなら
まず１週間、実践してみましょう。
確実に、気持ちが変わりますよ。
では、次も別の方法で
マンネリを打開する方法を
お伝えしていきます。
伊勢海 信宏
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