あなたは自分の歯科医院を
どんな医院にしたいとお考えでしょうか?
患者さんで溢れる、とても忙しい
地域の人気医院!
自費率50%超えで
来院される患者さんは
自分の理想の患者さん層ばかりで
落ち着いて診療できる医院。
規模を大きくして分院展開。
…などなど、
自分の理想の歯科医院を挙げると
いろいろな考えがあると思います。
どの理想の歯科医院も
勿論、その通りになると理想的です。
ただ、今回のテーマは
医院の内部についてです。
内部とは、自分やスタッフたちのことです。
収入や治療法、事業拡大と言う
内容には明確に意識を
持っている人が多いのに反して
院内のことに関して
具体的に考えを持っている
院長は、とても少ないです。
しかし、スタッフが仕事に対して
やりがいを感じられたり
医院に対して、院長と一緒になって
少しでも良くして行きたいと思う
気持ちがなければ
それは結果として
上記で述べたような院長の目標や
理想を叶えることも
難しくなるでしょう。
したがって、今回は
院内の環境を良くして
スタッフや自身が成長を感じられる
歯科医院にしていくことについて
お話したいと思います。
では、早速ですが
スタッフや自身が成長を感じられる
歯科医院にしていくためには
自分一人だけの力では
どうすることも出来ません。
これには、絶対に協力者が必要です。
この協力者とは誰か?
それは当然スタッフのことです。
医院の成長とは
院長の成長であり
スタッフの成長であると思って下さい。
よく考えて頂きたいのですが
医院の成長とは、
一体どういったことでしょうか?
今まで仕事をしていく中で
こんな風に思ったことはないでしょうか?
「もっと、スムーズに治療がしたいな」
「スタッフの力量にバラつきがあって
仕事しづらいなぁ」
「もっと、高め合える環境で
働きたいなぁ・・・」など。
全く同じ内容でなくても
このように現状に多かれ少なかれ
不満を持ったことがある人は
多いと思います。
ここで質問を思い出して下さい。
歯科医院の成長とは?
医院が一つの箱だとすると
箱自体がぐんぐん大きく成長する
という事はありえません。
医院が成長すると言うのは
内部の人が成長するという事です。
この内部の人とは、当然
院長ご自身か、スタッフとなります。
院長とスタッフが成長することに
よって医院としても成長します。
この成長は、抽象的な表現に
なってしまいますが
医院によって現状と目指すものも
それぞれあると思いますので
ご自身の
「こう成長したい!」
と言う具体的なものを考えて下さい。
ある先生は
「患者さんが、来院することを
苦ではなく楽しみになるような
コミュニケーションをとれる
和やかな雰囲気の医院にすることが
医院の成長」
と考えるかもしれません。
また、ある先生は
「治療技術の向上をし、
スタッフとの無駄のない完璧な
連携で治療を進められること」
と考えることもあるでしょう。
もちろん、他にも成長の形は様々です。
どのような事でも
『今』より良くなることが
成長なので、自身の考える形が
あれば、それで大丈夫です。
では、早速その成長のために
頑張っていきましょう!!
…と言いたいところですが、
冒頭でも言いましたが、これには
自分一人でいくら頑張っても
限界があります。
サッカーチームでいくらエースが
すごくても
他のメンバーがまったくであれば
勝ち抜くことは厳しいですよね。
歯科医院は一人でできるものでは
ありません。
実際にお給料を支払っているのは
院長や理事長です。
だから、たまに
「俺の医院!俺のやり方が全て!
俺が雇ってやっている!」
なんて、院長がいます。
確かに、雇っているのは院長です。
しかし、患者さんが院長一人の
歯科医院に通われるでしょうか?
院長が一人で
受付、治療、器具の消毒、掃除、
会計と出来るでしょうか?
同じように、スタッフだけでは
いくら準備ができても治療は出来ません。
医院は、院長とスタッフを合わせた
全員で一つのチームです。
診療は誰か一人で出来るものでは
ありません。
だからこそ、医院の成長のためにも
ひとりだけが成長しようと試みても
医院の成長にはならないのです。
自分の成長も必要ですが
スタッフが成長する事も
すごく必要です。
スタッフの成長は
必ず医院の成長となってきます。
これには、スタッフ一人一人が
自ら成長したいと言う意思を
持ってもらうことが大切です。
院長に言われたから、する。
では、それは成長ではありません。
言われたことを、しているだけ。
この状態では
一つの目標は達成したとしても
スタッフ自身が
「変えていかないと!」
と言う気がないので
医院の成長は、すぐ頭打ちするでしょう。
ここで、スタッフ自身が
成長する意思を持って
自主的に成長するように
考えてくれるようになると
その力は、とても大きいです。
きっと先生が、最初に
「こう成長したい」
と思っていた医院よりも
もっともっと成長した医院になれます。
ゆえに、「成長したい。」
「より良い環境にして、仕事がしたい。」
と言う想いがあれば
それを具体的にスタッフと
シェアして下さい。
ただ、これは忘れないで下さい。
人は一瞬で成長することは無く
時間をかけて少しずつ成長します。
スタッフの成長が、実感できず
医院としても何も変わらずと
言った状況が続くと
「院長も、スタッフも
そして通院してくれる患者さんにも
気持ち良い歯科医院と思われるような
場所にするべく、みんなで
努力しよう!成長しよう!」
と言ったのに・・・
やっぱり、スタッフたちは
やる気がないんじゃ・・・
なんて不安な気持ちと
やる気はあるのに成長できていない
焦りが出てきてしまいます。
こうなっては、
良い環境を作ることも
難しくなってしまいます。
こうならない為にも
『スタッフの成長が必要だ!』
と気づくような状況になってから
取り組んでも
半年、1年と結果が出ないのが普通
だと言うことを念頭に置いて
スタッフの成長を考えて
常に行動していく事が大切です。
伊勢海 信宏
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