今回は、
アポイントの減少対策について
お伝えします。
どこのクリニックでも
季節柄、患者さんが減少する時期があります。
ほとんどのクリニックでは
1月と8月のアポイントが
他の月に比べて
減少してしまう傾向にあります。
他にも、地域によって
お祭りやイベントがあって
減少する事もあります。
このように地域によっての
行事などだと
どこも同じではありませんが
やはり、年間を通して
患者さんが減少する時期
と言うのは、どこにもあると思います。
しかし、患者さんが多少減少する
時期でも問題ない位に
アポイントが入っているクリニックは
良いのですが
普段から、アポイントが
しっかりと入っていない
と言うクリニックは注意が必要です。
もし、アポイントが普段から
しっかりと入っていないクリニックでは
患者さんが減少する時期には
一日あたりの予約に
空きが増えてしまいます。
そして、夏や年末年始の
お休みが明けると
治療を中断して
来院されなくなってしまう患者さんが
どうしても増えます。
例えば、夏の連休に旅行に行くなら
「少し先の予定が
まだ分からないので
旅行から帰ってから
また電話します。」
と治療を先延ばしにされる事が
多くあります。
そして、そのまま忘れられたり
「痛みがないから、まぁいいか」
と中断されてしまう事がよくあります。
このような患者さんは
ある程度はおられるので
仕方ない事なのですが
だからと言って
「仕方ない」で済ませてしまわずに
それを見越して
しなければならない事があります。
それは、通常の時も
大切ではあるのですが
1月や8月のアポイントが
減少する時期は
患者さんに必ず、次の治療の
「意味付け」をして下さい。
只単に、
「次回、虫歯治療をしますね」
ではなくて、患者さんの歯が
どのような状態で
その治療をきちんとする必要があるのか?
と言うことを、きちんと患者さんに
伝えます。
これをする事によって、
患者さんは連休が明けた後
また、きちんと通院してくれます。
逆に意味付けをきちんとしないと
連休などを挟むと
忘れてしまったり先延ばしにして
そのままになってしまいます。
そうならない為に、この時期は
特に意味付けをして伝えることを
意識して下さい。
また、出来るだけ先延ばしに
させないことも大切です。
患者さんに
「何かあったら、また来ます」
と言うような事を言われたら
それで良しとせずに
その部位の治療の必要性を
意味付けしてお伝えした後に
「連休明けにはなってしまいますが
この歯は早く治療した方が
良いと思いますので
8月末はいかかがですか?」
と言うように、先の予約をとりましょう。
これを院長と受付スタッフで
実践してみて下さい。
このような事を1つ1つ
実践していくことで
中断数が減少したり
減少する時期の対策にも
繋がりますので
是非してみてほしいと思います。
伊勢海 信宏
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