歯科スタッフに支持されない院長の行動③  ~自分のホウレンソウは甘い~

今回も前回、前々回に引き続き

 

『歯科スタッフに支持されない院長の行動』

 

について、お伝えしていきます。

 

 

 

 

 

まず、おさらいですが

1つ目のタイプは

 

 

スタッフに対して

リアクションが薄い院長。

 

(http://haisyakaigyo.com/?p=6934)

 

 

 

 

2つ目は、スタッフに相談をせずに

院長が一人で決めてしまい

 

 

その行動の結果が、

悪い結果になってしまう院長です。

 

(http://haisyakaigyo.com/?p=6936)

 

 

 

 

 

そして、今回は3つ目のタイプです。

 

 

 

それは、『ホウレンソウ』が甘い人です。

 

 

 

 

 

 

このホウレンソウとは

「報告」「連絡」「相談」のことです。

 

 

 

これらをスタッフと院長間で

逐一行い、皆で情報と状況をシェアします。

 

 

 

 

そのホウレンソウが甘いとは

 

どう言うことかと言うと

 

 

 

 

スタッフにはホウレンソウを

強要するけれど

 

 

 

肝心の院長である自分は

スタッフに対して

 

 

 

ホウレンソウを忘れてしまう

と言うことです。

 

 

 

 

 

よくある事例では

 

院長はスタッフの

ホウレンソウが足りない

 

 

と感じることが多く

スタッフに対し

 

 

「何か起こる前にしっかりと

 

 報告・連絡・相談をして下さい。」

 

 

と言います。

 

 

 

 

 

しかし、院長がスタッフに対して

 

 

ホウレンソウをしっかり出来て

いないことが

 

 

とても多いのです。

 

 

 

 

 

例えば、新しいスタッフが

入社してきます。

 

 

 

既存スタッフは

この情報を知ってはいますが

 

 

いつから入社してくるのか?

 

 

入社後のシフトがどうなるのか?

 

 

などの細かいことが

何も院長から知らされていません。

 

 

 

 

この状況で、スタッフが院長に

 

 

「新しいスタッフさんが

 入社してくるのって

 ○月からですか?」

 

 

と質問すると

 

 

「うん、そうだよ。

 ○月から入ってくるよ」

 

 

と院長は答えます。

 

 

 

 

同様に、他の場面でもスタッフが

 

 

「応募者の面接って、

 いつするんですか?」

 

 

と聞くと、院長は

 

 

「今日するよ。

 だから面接の用意しといてね。」

 

 

と答えます。

 

 

 

 

 

このように、スタッフから

質問されれば答えるのだけど

 

 

自分だけが分かっていることを

 

 

スタッフに自らは

報告・連絡・相談をしていない

 

 

と言うことが、非常に多いです。

 

 

 

 

 

 

院長目線で見ると

スタッフのホウレンソウが

 

 

しっかり出来ていない、

もっとして欲しい

 

 

と思っていますが

実の所、スタッフだって同じように

 

 

院長に対して思っています。

 

 

 

 

 

スタッフ目線で見ると

 

 

「院長先生、もっときちんと事前に

 教えて欲しい。」

 

 

と思われているのが実情です。

 

 

 

 

 

 

スタッフが気づいて

質問したら

 

 

 

それに答えると言う形ではなく

 

 

 

慌てて直前に報告/連絡/相談を

してくるのでもなく

 

 

 

自分だけが分かっている状態ではなく

 

 

 

スタッフも皆でシェア

出来ている状態にするために

 

 

きちんとホウレンソウして

欲しいと思っています。

 

 

 

 

 

スタッフ達は、事前にきちんと

ホウレンソウされていたら

 

 

準備も楽なのに、

突然言われるからとても大変!!

 

 

と感じることもあります。

 

 

 

 

 

 

したがって、

スタッフが院長に対して

 

 

しっかりとホウレンソウをする事は

 

当然、大切ですがそれと同様に

 

 

 

院長がスタッフに対して

 

しっかりとホウレンソウを

 

怠らずにすることが

 

非常に重要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

自分が出来ていないことを

スタッフに

 

 

「ホウレンソウを徹底して!」

 

 

と言ったところで

スタッフには響きませんし

 

 

やる気にもなりません。

 

 

 

 

 

 

しかし、院長が自らホウレンソウを

徹底していたら、スタッフは

 

 

「自分達もきちんとホウレンソウを

 しなくちゃ!」

 

 

と言う意識になります。

 

 

 

 

 

 

ホウレンソウは歯科に限らず

どんな仕事をしていく上でも

 

 

とても大切なことです。

 

 

 

 

 

何か計画があるならば

シェアすることで

 

 

スタッフもその計画のための

計画を練ることも可能になります。

 

 

 

 

ホウレンソウは一方通行ではなく

双方向で行うことで

 

 

共通認識を持つことができ

それによって、効果も大きくなるでしょう。

 

 

 

 

 

ゆえに、院長からスタッフに対しても

ホウレンソウを徹底することが大事です。

 

 

 

 

些細なことのように思いますが

このようなこと一個一個やっていくと

 

 

 

スタッフ達のストレスが

減っていきますし

 

 

 

院長に対しての文句や不満も

 

減少していきます。

 

 

 

 

 

 

良い作用ばかりなので

是非ホウレンソウを

 

 

しっかりしていくと

良いと思います。

 

伊勢海 信宏

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