歯科スタッフに好かれる行動①  ~○○を見つける~

今回はスタッフに喜ばれる行動についてお伝えします。

 

 

前回まで4回にわたり「院長の良くない行動」についてお伝えしました。

 

 

 

 

その中でお伝えしたような行動の他にも

「こう言う行動は良くない」と言うものが

様々な媒体やセミナーでも紹介されています。

 

 

 

 

これらの良くない行動をしない事

とても大切なのですが…

 

 

 

それだけではなく、

プラスになる事をする」

と言うのも非常に重要です。

 

 

 

プラスになる事を、自分ができることから

どんどんしていく事によって

 

 

マイナスな面が見えづらくなる

 

・ スタッフから評価される

 

と言うメリットもあります。

 

 

 

 

 

では、プラスになる事とは

具体的に何をすれば良いか?  

 

 

 

 

まず今回、1つ目として

 

スタッフの良い所を見つける

 

と言うことをして欲しいと思います。          

 

 

 

 

 

誰でも、貶されるよりも褒められる、

評価される事の方が嬉しいです。

 

 

これは、スタッフだけでなく

院長である自分も同じですよね。

 

 

 

小さな子供は、褒めてあげると

とても喜ぶので、とても分かり易いです。

 

 

 

 

これは、人間の持っている本能で

褒められると嬉しいし

「褒められたい、認められたい」思っているためです。

 

 

 

 

スタッフも褒められると

嬉しい気持ちになるのは当然なのですが

 

 

 只、相手をよく見ていないと

「褒める」事はできません。

 

 

全然知らない人を褒める事は難しいです。

 

 

例えば、名前だけ聞いて写真を見せられて

「この人の事を褒めて」と言われても

外見など表面的なことしか褒める事はできません。

 

 

 

 

しかし、褒められる方は

表面的なことだけを褒められても

そこまで嬉しくはありません。

 

 

 勿論、初対面で外見を褒められて

悪い気はしませんし嬉しいと感じる人は多いです。

 

 

でも、一緒に仕事をしているスタッフが

院長に外見的なことだけを褒められても

そうは思えないでしょう。

 

 

それよりも、その人の内面的なものや

行動を褒める方が褒められた方は喜びを感じます。

 

 

 

 

そのためには、院長がスタッフの普段から

している行動や良い考え方仕事に対する姿勢など

 

いろいろな面をしっかり見るようにして

それらを見つけておく必要があります。

 

 

 

 

このスタッフの良い所探しは

「タイミングが合えばしよう」

と思っていても後回しになって、

皆さんなかなか実践しません。

 

 

 

 

したがって、スタッフの人数は

クリニックによって違いますが

これを読んだら、今日から1週間で

スタッフ1人につき2つか3つずつ良い所を探して下さい。 

 

 

「 〇〇さんは、こう言う行動をしてくれている。

  こう言う考え方は、有難いなぁ。」

 

 

と思う事があればそれを箇条書きで

スタッフごとに 書き出して下さい。    

 

 

 

そして、1週間でこれを終えたら

次は、その後1ヶ月間で

その箇条書きにした良い所を

 

 

1つにつき1回ずつで良いので

実際に活用して下さい。          

 

 

 

 

どのように活用するのかと言うと

1ヶ月の間で、そのスタッフの良い所と思っている行動が

 

 

・実際にクリニックで役に立ったタイミング

 

・考え方がマッチしていると思った時

 

 

そのタイミングでスタッフを褒めます。

 

 

 

「いつも、そういう行動をしてくれるのは

  こう言う考えがあるからだと

 思うんだけど本当にすごいよね。有難いよ。」

 

 

と言う感じで、相手にもしっかり伝わるように褒めましょう。

 

 

 

今まで、褒めたり伝えたりしたことが

なければ、いきなりは難しいと思われるかもしれません。

 

 

 

まずは1週間で良い所を 見つける。

 

・そして、次にその後1ヶ月間で スタッフにそれを伝える。  

 

と言うステップを踏めば大丈夫です。

 

 

 

 

 何も下準備なしでいきなり褒めるのは

かなり難しいものです。        

 

 

しかし、事前にスタッフの良い所を

見つけていれば問題ありません。

 

 

褒めるのは、長々とでなくて良いです。

 

 

良いと思うこと感謝している事を

一言で良いので伝えるだけで十分です。

 

 

 

何も畏まって言う事もありません。

 

 

例えば、消毒室ですれ違った時に言うのも

お昼休憩の時に言うでもいつでも構いません。

 

 

とにかく良いと思っている事を

一言で良いので褒めるようにして下さい。

 

 

 

『褒める事が大切』

 

『相手のことを しっかりと見てあげる事が大切』  

 

と言うのは、よく言われています。

 

 

 

しかし、実際にそれが出来る人は

こう言うことで悩んではいません。

 

 

でも、出来ない人が大多数です。

特に男性の院長には多いです。

実際に私も以前は全然出来ませんでした。

 

 

 

いつか褒めることをできるように

なりたいと思っていても

 

「いつかいつか・・・」だけでは

いつまでも、できるようにはなりません。

 

 

 

具体的に期間を決めて

実行するようにしないと

なかなか上手くできるようにもなりません。

 

 

 

何でも実行するまでは 大変に思いますが

まずは1週間、良い所を探す所からスタートしてみて下さい。

 

 

 

自分が変化しないと何も変わりません。

 

行動あるのみです。

 

 

  伊勢海 信宏

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