前回の
『歯科医院が駅看板を出した方が良いか』
(http://haisyakaigyo.com/?p=756)
に続き、駅看板についてお話します。
これには前々回にお話しした
『歯科の初診増加方法』
(http://haisyakaigyo.com/?p=754)で
いくつか提案した外部対策の一つとして
「駅看板」があります。
これは地域によりけりですが
駅看板にはメリットとデメリットがありましたね。
そして、そのデメリットのうち
一番大きなものはコスト面でした。
しかし、費用対効果を
考慮した上で駅看板を出すのであれば
多くの人に認知される広告となるため
宣伝としては有効なツールです。
- ・・とは言っても、その肝心の
- 費用対効果が、そもそも測量できない
- という難点がありましたね。
ゆえに、あとは自分の医院の
地域性などを考えた上で
決める必要があります。
これらも考慮し検討した結果
「駅看板を出す!」
という結論に至ったら、
次のステップです。
どう言った駅看板を出せば良いのか?
を知る必要があります。
まず、駅看板を出す際に
重要なことは目立つという事です。
駅にもよるかもしれませんが
控えめな看板は全くと言っていい程
目につきません。
いくら地域によって価格差があるとしても
広告宣伝費として決して安いものではない
駅看板のコスト。
それが、せっかくコストをかけて
「全くと言っていい程、
目にとまらない」
なんて、辛すぎますよね。
看板が目につかないなら、
人に認知されることもありません。
そんな看板なら、いっその事
出さない方が良いです。
そんなことにならない為にも
看板はしっかり目立つようにしてください。
ただ!これも簡単に
目立つようにするのは難しいのです。
実は 駅看板は規制が強いので
勝手に好きなデザインや内容に出来ません。
必ず審査が入って
原案ははじかれたり
修正させられたりします。
そして、その規制は
昔よりもドンドンその傾向が
強くなっています。
したがって、結局のところ
審査に通るようにすると
かなり無難な看板になってしまいます。
しかも路線や
その駅の特性によっても
規制や審査の基準が違います。
勝手な想像ですが、新宿と京都とでは
看板の規制レベルがかなり違うと思います。
京都は、駅看板にかかわらず
路面店の店舗の看板でさえ
大きさ、色調など、とても細かに
決まっており、京都らしさ、景観を
損ねないようにされています。
たぶん地方はそれほど
厳しくないかもしれませんが
医療法の規制もありますので
そのあたりも、しっかり守って
作る必要があります。
つまり、目立つ看板を
作らなければならないけれど
そこに、かなりの制約があると言うことです。
とは言え、自分が駅看板を
出したいと考える駅にも
目を惹く看板はあると思います。
その看板は規制範囲内で人の目を
惹くことが出来ていると言うことですよね。
ゆえに、駅看板を出そうと思ったら
出かけた際は必ず医療系で
目に留まったクリニックの看板を
スマホで写真を撮って
参考にすると良いと思います。
駅看板を出す際には
看板を出す費用が毎月発生しますが
それとは別に看板自体の制作料も
何十万とかかります。
その為、自分でもきちんと
「目立つ看板」の案を
事前に考えておく事が重要です。
そうしないと制作料+広告料で
何十万から何百万単位のお金を
ロスしてしまう可能性があります。
そして、もう一つ!!
駅看板は物凄く人気の駅でなければ
間違いなく値切れますので
ぜひ値段交渉してください。
と言うか、定価があってないような
世界なので交渉する事は大切です。
一度、駅看板を出すと
一ヶ月間程度ではなく
継続して出すことになるので
最初に値切ることで
この広告宣伝費を抑えることが出来ます。
値切るのが苦手だとか
恥ずかしいと言う人もいますが
値切る時の恥ずかしさは
交渉時の1度きりです。
しかし、支払いは毎月です。
それに、相手側もずっと値切ってきた
相手を覚えているわけではありません。
それどころか、きっとほとんどの
駅看板を出しているお客さんに
値切り交渉されていると思います。
だから、相手も値切りありきでの
定価設定だと思ってください。
もし、ご自身のクリニックの
近辺の駅で空の看板がいくつかあれば
より値切れる可能性があります。
少しでも目立つように看板を製作し
人の目を引きつけましょう。
そして、少しでもコストを抑えて
集患しましょう。
伊勢海 信宏
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