たまに、自分のことを
こんな風に言う人がいます。
『私は、そんなに
出来ないので・・・。』
『自分には、そんな能力
ないです・・・。』
『僕はそんな性格じゃないし…。』
日本人の美学?謙遜といえば
そうかもしれませんが、
謙遜も必要な時はもちろんありますが
必要以上に、こんな発言をしてしまって
いる人が多くいます。
このように、自分の価値を低く評価
する発言を聞くと
私はすごく残念に感じます。
なぜなら、それはとても
勿体無いことだからです。
『自分には、〇〇できないから』
などと、言う人達は
その人たち自身が
今までの自分の過去の経験を考えると
自分は、そんな風になれないと思って
いるので、このような発言に
繋がります。
今までも、出来なかったし・・・
一度もできた試しがないし・・・
周りからも、無理だろうと評価
されているだろうし・・・
と、今までの自分の経験上
上手くいかなかったことなどから
自己評価をしています。
このような思考に陥っている人は
とても多くいます。
もし、あなたもこのような思考を
持っているのであれば
ここで私は
一つ疑問を投げかけたいと思います。
それは、
過去の延長線上に
あなたの未来があるのか?
ということです。
だとしたら、いつまでの過去の
延長線上なのでしょうか。
20代?
大学生?
小学生?
小学生で頭が良く
スポーツも出来て人気者なら
その先もバラ色の人生なので
しょうか?
大学生までパッとしなければ
その後の人生も
ずっとパッとしないのでしょうか?
そんな事はないはずです。
大学生まで、特段パッとしなくても
社会に出てから
大成功する人なんて
山のようにいますよね。
勝手に、過去の自分はこうだから
未来の自分もこの程度と
決めつけているだけです。
断言します!
過去は全く関係ありません。
あなたが、
『自分はこうなりたい!』
と決断すれば、たとえそれが
過去の延長線上よりも遥かに高くても
成し遂げられる可能性は
あります。
逆に、自分はこんなもんだと
決めつければ
その可能性はゼロになり
本当に過去を延長しただけの
一生そのままの人生になります。
そして、冒頭であったような
自分を低く評価するは発言をすること
により、それは自分で自分に
マインドコントロールをかけてしまう
ことになり、本当は努力次第で
何でも出来るのに、出来ない自分に
現状に自分を縛りつけることに
なります。
もちろん、なりたい自分の目標が
高く、現状の自分との差が大きければ
それだけ、大きな努力が必要には
なります。
しかし、この努力は
若くして成功している人達にも
必要不可欠なことです。
成功している人は
なんの努力もせずに
ずっと成功し続けられるわけ
ではありません。
スポーツや芸能界で
若くして頂点を極めた人が
一生素晴らしい人生を
送れている訳ではないです。
結構、破滅している人も
多いですよね。
もちろん、そうなってしまった人達が
みんな、
なんの努力もせずに
胡坐をかいていたせいで
破滅してしまった人達というわけでは
ないと思います。
時代のニーズに合ったと言う理由から
あまり努力をせずに
有名になってしまった人や
幸か不幸か、小さい頃は
持って生まれた才能で成功した人
こんなタイプの人は
努力をする術を、あまり知らずに
気がついたら、周りの努力して
成功した人達に
大きな差をつけられて
脱落してしまっている・・・
なんてことも、あります。
しかし、才能があっても
時代のニーズに合って成功した人でも
その後自ら努力をして
本当の力をつけて、
ずっと成功し続ける人たちもいます。
若い時には普通でも
年齢と共にドンドン成長する人
もいます。
過去の自分を理由に
夢や目標を諦めることは
実に簡単です。
諦めてしまえば
努力しなくて良いのですから。
しかし、それを続けていて
いつになったら、充実した気持ちを
味わえるのでしょうか?
「自分には、やはり無理だと
思うので、開業は諦めます。」
と言う人が、本当に開業を諦めたと
したら、
その人の未来に待っているものは
ずっと過去の自分に振り回される
人生です。
あの時、開業を諦めたんだし、
自分にはもう○○は出来ない…
今までと同じように歯科医院も
諦めたんだから、これからも
どうせ・・・
なんて風になっていくでしょう。
どうですか?
これを見て、なんだかとても
残念に思いませんか?
以前
『失敗する歯科医になりますか?
成功する歯科医になりますか?』
(http://haisyakaigyo.com/?p=880)
でも、お話しましたが
何でも諦める自分を選んでいるのは
自分自身です。
周りの人のせいでも
環境のせいでも
時代のせいでも
どれのせいでも
ありません。
諦める自分を、引き寄せて
出来ない自分
今後も成功しない自分を
自ら引き寄せ、選んでいるのです。
同じ境遇であったとしても
成功する人は成功します。
逆にどれだけ恵まれていたとしても
成功しない人は成功しません。
歯科医師になったからには
いつか開業したい!と言う夢を
持っている方が多いはずです。
もちろん、最初は開業を目標と
していたが、自分には開業よりも
違うスタイルが向いているし
その方が、自分の目指す治療が出来る
と言った理由から
開業を選択しない方も出てきます。
これは、開業を諦めたわけではなく
自分にとって、歯科医として
より良い選択をし、目標が開業では
なくなっただけなので
全く問題ありません。
そんな選択も、とても良いと
私も思います。
しかし、
『私は、そんなに
出来ないので・・・。』
『自分には、そんな能力
ないです・・・。』
と、「自分なんかには…」と言う
理由で開業を諦めようとしているなら
それは、問題大ありです。
開業という大きな選択以外の
日々の小さな選択でも
「今までも出来なかったし」
「自分は、そういうのは
出来ないタイプ」
という理由で、選択してしまう
答えは、すべてやめて下さい。
まずは過去の自分は置いといて
なりたい自分を考えましょう。
伊勢海 信宏
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