勤務歯科医の時から、スタッフとの距離に気をつける

今回は、勤務医として働いている時に

 

衛生士や受付、助手など

 

スタッフたちとの距離感について

 

お話したいと思います。

 

 

 

 

「距離感?

 

 年も近いし、みんなで仲良くできているよ」

 

 

 

と思った先生もいるかもしれません。

 

 

 

 

しかし、それはまさに要注意です。

 

 

 

 

 

スタッフとの距離について

勤務医の先生で

 

 

たまに見かけるのが

 

スタッフと友達の様になってしまう

 

パターンです。

 

 

 

 

 

仲が良いので、一見は良いことの

ように感じますが

 

 

実は友達の様な関係になってしまうのは

 

 

問題であるケースが多いです。

 

 

 

 

 

 

理由は、少なくとも歯科医師は

スタッフや衛生士を教える立場だからです。

 

 

 

 

教える立場の人が

教えてもらう立場の人と友達と言うのは

 

 

かなり難しいものがあります。

 

 

 

 

学校の先生にしろ

何か習い事の先生でも

 

 

歳が近くて、話しやすくて

親近感もあり、親しくなる人がいます。

 

 

 

 

そんな先生がいれば

勉強や習い事も楽しくなることも

 

 

事実、よくあります。

 

 

 

 

そして、そう言う先生は

生徒からも人気です。

 

 

 

しかし、これはあくまで

親しみやすいのであり

 

 

「友達」ではありません。

 

 

 

 

 

この差はとても大きいものです。

 

 

 

 

もし、学校の先生が友達のように

なってしまったら

 

 

生徒たちは先生の指導を

きちんと聞くでしょうか?

 

 

 

 

教える側としても

やり辛いことが

 

 

沢山出てきてしまうはずです。

 

 

 

 

これは、歯科医師に対しても

同じです。

 

 

 

 

そして、実際に友達に

なってしまっている場合は

 

 

 

スタッフや衛生士に、あまり

指導をできていないことがあります。

 

 

 

 

確かに勤務医の間は

自分も他のスタッフと同じように

雇われている立場です。

 

 

 

 

 

ゆえに、スタッフと話が盛り上がったり

 

 

仕事のことで悩みも

共有できることが多くなります。

 

 

 

 

そうなると、仲良くなりすぎて

友達感覚に陥ってしまうのですが…

 

 

 

 

もちろん、スタッフと仲良くなること

 

コミュニケーションをとること

 

とても大切です。

 

 

 

 

コミュニーケーションを

取らないあまりに

 

 

日々の歯科治療という業務さえ

円滑に行えずに困ることもあります。

 

 

 

 

 

ましてや、スタッフは圧倒的に

女性が多いですよね。

 

 

 

女性は、男性よりも世間話など

他愛ない話でコミュニーケーションを取り

 

 

関係を築き上げます。

 

 

 

 

 

したがって、仕事を

円滑にするためにも

 

 

話をしたりして

関係を築くことは

 

 

とても大切で必要なことです。

 

 

 

 

 

ただ、ここで間違いが生じて

しまうのですが

 

 

コミュニーケーションを取り

 

 

歯科治療を一緒にする

仲間になること

 

 

 

友達になることは違います。

 

 

 

 

 

 

仲間は、仕事をしていく上で

 

とても重要な要素になりますよね。

 

 

 

 

 

また、もし常に同じスタッフと

チームを組んで診療を行うスタイルの

 

 

歯科医院だと

ずっと同じ衛生士やアシスタントと

 

 

治療することになります。

 

 

 

 

 

そうなると、チームワークが

出来上がってきます。

 

 

 

それにより、治療もとても円滑に

行えます。

 

 

 

それに、何か仕事で躓いてしまうこと

があっても互いに助け合い

 

 

より良い仕事ができるようになります。

 

 

 

 

 

このような関係になれれば

 

これは「友達」ではなく「仲間」に

 

なっているのだと思います。

 

 

 

 

 

しかし、友達になってしまうと

躓いてしまった時も

 

 

共感や同情はしても

次へのステップを示すことが

 

 

出来にくくなります。

 

 

 

 

 

仲間であれば、仕事が一番で

 

 

「患者さんにより良い治療を!」

 

 

と云う想いと目標の合致があります。

 

 

 

 

その為、それにズレることならば

仲間であろうと、きちんと注意して

 

 

 

同じ目標のために

軌道修正しようとします。

 

 

 

 

 

しかし、友達だと『仕事』より

友達としての立場の方が大切なので

 

 

友達を嫌な気にさせたくないと

思ってしまいます。

 

 

 

 

 

誰だって注意されたり

否定されること

 

 

面白くないことです。

 

 

 

 

 

友達とは、楽しい時間を

共有したいのに

 

 

あえて面白くないことなんて

したくないと思ってしまいますよね。

 

 

 

 

 

これが、友達になってしまう

悪い点です。

 

 

 

開業すると

衛生士やスタッフに対して

 

 

いろいろ指導をしたり

時には厳しく叱る必要も出てくると思います。

 

 

 

 

 

でも、勤務医期間にスタッフと

友達の様な関係を築いていると

 

 

いざ、開業した時にどう対応して良い

 

分からなくなります。

 

わからない

 

 

 

 

指導や注意、叱ったりという

経験がない人が

 

 

突然スタッフ指導すると

どうなるかと言うと

 

 

 

 感情的に怒る

 

 

 うまく言えないから放置

 

 

 

この様な両極端なことになりがちです。

 

 

 

 

 

確かに、注意したり叱ったりは

 

される方も面白くありませんが

 

する方も、なかなか心折れるものです。

 

 

 

 

 

それには

 

叱って嫌われてしまったら嫌だな…

 

 

なんて気持ちも

知らず知らずと入っています。

 

 

 

 

 

でも、大丈夫です。

 

 

 

 

 

スタッフの指導は、

 

 

ただやる事を上から目線

 

 

伝える事ではありません。

 

 

 

 

 

 

 

もし、上から目線で咎めたり

怒りをぶちまけてしまうのなら

 

 

これは、まさにスタッフに

嫌がられる典型です。

 

 

 

 

それに、こうされて改善することは

なかなかありません。

 

 

 

 

間違った指導により

 

より一層関係がギクシャク

 

してしまうかもしれません。

 

 

 

 

より良くするための指導

そしてスタッフが仕事の意味を感じ

 

 

心から成長したいと

思ってもらうように

 

 

導くのが仕事です。

 

 

 

 

 

 

こう言っても、

 

「今は、勤務医だし注意や

 指導なんて出来てないけど

 

 

 開業したら一から自分で

 スタッフを選ぶんだし

 

 

 そうなった時には、できる!」

 

 

と思っている人も多いです。

 

 

 

 

 

しかし、実際に開業して

マネージメントうまく行かない人は

 

 

 

 

とってもとっても多いです。

 

 

 

 

 

 

したがって、今から少しずつ

スタッフや衛生士を導いて

 

 

指導できるように

トライしていくと良いと思います。

 

 

 

 

 

 

勤務医であるうちに

このような練習を積んで行くと

 

 

本当に役に立ちます。

 

 

 

 

今、勤務している院長が

スタッフとの距離感の保ち方

 

 

指導の仕方がうまいと

思うのであれば

 

 

自分もそうなれるように

それをよく観察して下さい。

 

 

 

 

 

もし、勤務医と他スタッフとが

友達のように仲良くなったり

 

 

一緒になって陰で院長の悪口を

言ってしまっているようであれば

 

 

明日は我が身と思って下さい。

 

 

 

 

 

 

そして、なぜそんな風に言われるのか?

 

反面教師として、観察して下さい。

 

 

 

 

そして、もし今そんな風に

他スタッフと一緒になって

 

 

悪口を言っているのなら

やめましょう。

 

 

 

 

 

ここまで、スタッフと

 

 

「なぁなぁの関係」はダメと

 

 

お話してきましたが

 

 

 

 

 

ただ職場のスタッフや衛生士と

 

 

人間関係の構築や

信頼関係をもつことは

 

 

 

すごく大切なので

みんなでたまに食事に行ったり

 

 

飲みに行ったりすることも

とても大切だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

良好な関係を築いて、

 

 

指導できない友達を作るのではなく

 

 

同じ志を持つ、仲間を作ってください。

 

伊勢海 信宏

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