突然ですが
「粗利益」と「利益」の違いを
知っていますか?
「う~ん、言葉としては聞いたことある…」
くらいの感じではないでしょうか。
「担当の税理士さんが
毎年、確定申告時期になると言ってたなぁ」
と言う方もいるでしょう。
細かく言うと、利益の中には
営業利益や純利益と言うものもあります。
歯科医院を開業すると言う事は
個人事業主であっても法人でも
どっちも経営者になる事には
変わりはありません。
一般の会社で言えば、社長です。
社長が「利益?なんとなくは分かるけど…」
なんて言っていたら
自分が従業員だったら不安になりますよね。
歯科医でも同じです。
経営者である以上、
まずは数字の意味をしっかり知り
その平均値などを知る事は大切です。
歯科医なので、患者さんの治療を
一生懸命することも、とても大切ですが
それは大前提として
さらに医院の経営をする役割があります。
治療だけなら勤務医でも出来ますが
経営は院長、経営者しか出来ません。
したがって、
「税理士さんに丸投げしておけば
何かやってくれているし
赤字になってなければ良いや」
なんて考えは、やめましょう。
借金までして作った自分の医院です。
医院の経営状態をなんとなくで
理解しているのではなく
きちんと理解して把握しましょう。
では、そのために今回は
それらを分解してお伝えしますので
覚えてみてください。
簡単にお伝えしていくので
もう十分に理解していると言う方には
当たり前すぎる内容なので
読み飛ばしちゃって下さい。
では、早速ですが
まずは売り上げです。
これは当然分かると思いますが
保険治療の収入+自費治療の収入の
合計が売り上げです。
歯科医院の平均の売り上げは
3600万です。
では次に粗利を知りましょう。
粗利とは、売り上げから
売り上げ原価を引いたものです。
粗利=売上ー売上原価
売上原価とは、歯科医院で言えば
材料費と技工代が主です。
この材料費と技工代の平均が
20%程度です。
ゆえに、歯科の粗利益は
平均で80%となります。
次に利益ですが
これは粗利からさらに
人件費や固定費を引いた金額です。
利益=粗利ー人件費ー固定費
固定費とは家賃・リース代・電気
・ガス・水道・ネットなどなど。
一般的には歯科医院の固定費率は
30~40%です。
個人事業主だと考えて話を進めますが
人件費はスタッフの給料です。
だいたいの人件費は20%程度と
言われています。
つまり、売り上げに対して
粗利が80%
利益は、そこから固定費の
平均35%と人件費の平均20%を
引いた25%となります。
一般的な歯科医院の利益率は
20~30%となります。
もちろん、医院の規模や
自費率によって
大きく平均値とズレるケースもありますが
まずはこれを覚えておいてください。
最初に話した通りの歯科医院の
平均売り上げを3600万だとして
計算してみましょう。
3600万から
材料費+技工代の720万引きます。
そうすると粗利益が2880万円。
2880万から
固定費1260万と
人件費720万を引きます。
そうすると900万となります。
これが利益となります。
要は院長の年収です。
色々なところで歯科医師の
平均年収のデータが出ていますが
大体900~1000万ぐらいです。
当然、開業資金の借金があれば
そこから返済しないといけません。
開業資金は
平均4000~5000万円かかります。
したがって、何年で返済していく
プランを組んでいるかは分かりませんが
年収から月々返済していくことになります。
何にしても、まずは経営的に
自分のクリニックが健全なのか?
それともどこかバランスが崩れて
しまっているかを知る事です。
その為には税理士任せではなく、
自分でしっかり考える事も大切です。
あなたの医院は、あなた以外の誰でもない
あなたのものですよ。
伊勢海 信宏
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