日々、診療をしていると材料を
ドンドン消費していきますよね。
セメント
アルジネート
石膏
などなど。
そして材料を必要以上に
使いすぎているスタッフがいると
心の中でちょっとイラッとしたり。
心の中だけに収まらずに、
『ムダ使いしないように（怒）！』
といった感じで
ちょっと怒ってしまう先生も
いるかも知れません。
当然、材料のムダ使いは
良くないので
それはしっかりスタッフに
伝えた方が良いと思います。
もちろん感情的にではなく。
ただ、『材料をムダ使いしないように』
といろいろ取り組みをするよりも
もっと簡単にコストが浮く可能性を
秘めている取り組みがあります。
それは
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次回に。
なんてことは言いません（笑）
何かと言うと、単純なことで
『注文した納品された材料と、
納品書に書かれている材料が
一致するかチェックして下さい。』
実は、納品された材料と
納品書の材料が異なることがあります。
どのように違うかというと、
① 頼んでない材料が納品書に入っている
② 納品された個数と違う
③ 金額が高くなっている
これらのことが実際に起こっていたりします。
もちろん、材料屋さんは悪気があって
している訳ではありません。
忙しい中、複数のクリニックと
やり取りをしているので
間違えることも
人間だからあります。
したがって、クリニックの方で
しっかり納品された物と
納品書をチェックして下さい。
レストランでも納入業者の納品物と
納品書を必ずチェックしてます。
実際にうちの法人のあるクリニックでは、
半年で数万円の金額の差がありました。
業者さんも悪気がある訳ではありません。
歯科医院だって
スタッフの釣り銭間違いが起こるのと一緒です。
ただそれが積もり積もると
見えない損失となることもあります。
その為、そのような事態を回避するため
必ず納品時にチェックする習慣を
つけてみて下さい。
もし数ヶ月実践して
ミスが無ければ
止めても良いと思います。
まずは
『ミスが無いのだろうか？』
と一度チェックしてみることが
大切だと思います。
納品書と納品された物の
品目と数をチェックして見て下さい。
簡単なことで経費削減に
つながるかもしれません。
また、チェックすることで
頼んだはずの材料が届いていなくて
治療が始まってからアタフタと
いう事もなくなります。
これまで、チェックをしてきていない
クリニックであれば
そのひと手間をスタッフが
面倒がるかもしれません。
しかし、慣れてしまえば
量にもよりますが
１分程度で済むことです。
もし、可能であれば
業者さんが届けてくれた時に
その場で、個数と商品、価格を
一緒に確認すれば
もし不足や間違いがあった場合には
即座に対応してもらえるかもしれません。
納品チェックは簡単な作業ですし
時間もかからないので
業務の一部として
実践してみてください。
それにより、間違いなどに
気づけるだけではなく
スタッフも価格や
材料の消耗頻度を自然と知ることに
なります。
「この材料は１つ○○円もするのに
こんなに無駄遣いして！」
と院長が説明すると
「お金にうるさいなぁ…
けち臭いなぁ…」
とスタッフが感じることもあります。
しかし、院長が直接言わなくても
価格などを自然と知ることがあれば
スタッフの材料の使い方に対する
意識も少しは変わるかもしれません。
そうなれば、一石二鳥ですね。
まずは、毎回、納品チェックを
してみて下さい。
伊勢海 信宏
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