スピットンって、毎回覗いてますか?

スピットンって毎回覗いていますか?

 

 

と突然言われても

 

「え、どういう事?」

 

と思いますよね。

 

 

この質問を投げると大抵の人は

 

 

「覗いている?たま〜に見てるけど。

 それが何か?」

 

 

 と言った反応をされます。

 

 

 

スピットンなんて

普段そこまで意識していないし

 

 

自分は治療をして

その後スタッフがチェアーを片付ける時に

 

何かしてるんじゃないかな?

と言う感じが多いですよね。

 

 

 

でも、その意識だと危険です!

 

 

 

スピットンを見るのが

 

「たまに」だと

 

もしかすると患者さんは

ゲンナリしているかもしれません。

 

 

 

歯科治療は血も出ますし

印象材も付きます。

 

 

患者さんは毎回、口をゆすぎますが

その際スピットンに、血や印象材が

 

 

残ってしまっていること

よくあります。

 

 

遠目にはそんなに見えなくても

近くで見ると結構ついている事も。

 

 

 

因みに患者さんは遠くから口を

ゆすぐ事はありません。

 

 

 

スピットンと顔を20cmぐらいに

近づけて口をゆすぎます。

 

 

 

20cmの距離だと

見える物が全く変わってきます。

 

 

自分のものではない

自分より以前に座っていたであろう患者さんが

 

 

うがいをした際についた血も

見えることもあります。

 

 

 

 

そんな所に、自分も口をゆすぐとなると

 

 

「口をゆすいでその血が跳ねたら

 ヤダな。」

 

 

と思いますよね。

 

 

 

それで感染はしないかもしれませんが

 

前の人の血や印象材のカスは

目について気持ちいい物では

 

絶対にありません。

 

 

 

 

ほとんどの人にとって

 

気持ち悪いものだと思います。

 

 

 

血液なんて、自分のものでも

どこかについてしまっていたら

 

 

早く綺麗にしたいと思うのに

どこの誰か分からない他人のものであれば

 

 

より不快ですよね。

 

 

 

 

しかも、それが清潔が重視される

医療の空間だと、歯科医院に対する

 

 

清潔感への信頼度はガタ落ちです。

 

 

 

血液はスピットンのボウル部分に

飛んでいることが多いですが

 

 

印象材などは、小さいものが

スピットンのゴミ受け部分に

 

溜まっていることが多いです。

 

 

 

 

これも遠目に見ると

ゴミ受けの上のふたのようなもので

 

 

隠れていて見えないのですが

うがいをする患者さん目線で見ると

 

 

蓋の下の隙間が、よく見えます。

そこに、印象材が溜まっていると

 

 

掃除していないことが

すぐに分かります。

 

 

 

それ以外にも

血液や印象材といった

 

 

分かりやすい汚れではなく

水垢のようなものや黒カビ

 

 

赤いヌメリも、意外とついています。

これは、コップを置く場所の下

 

 

裏側あたりに

よく付着しています。

 

 

 

 

自分の医院は

一人の患者さんが治療を終える度に

 

 

スタッフが掃除をしているから大丈夫

 

 

と思っていても

スピットンのボウル部分を

 

 

スポンジなどでサラっと洗うことはあっても

 

コップ置きの裏までキッチリと

一回一回洗うと言う事は

 

 

されていない事が多いです。

 

 

実際に、スタッフの目線で見ても

スピットンの汚れは気づいても

 

そんなところの汚れには

目が届きません。

 

 

 

これは、実際に知人の先生に

聞いた話ですが

 

 

その先生の歯科医院は

患者さんが一人終わる度に

 

 

スタッフがスピットンを洗って

次の患者さんを導入していました。

 

 

 

そして、午前診の終わりと午後診の

終わりには洗剤などを使って

 

 

しっかりとスピットンも洗います。

ある日、そこに元スタッフが

 

 

治療にやってきました。

そして、治療を終えた時に

 

 

「スピットン、とても汚れてますよ。

 これ、患者さんが見たら危険ですよ!」

 

と言ったそうです。

 

 

 

そう言われて、スピットンを見たところ

ドクターやアシストの目線で見ても

 

 

スピットンは綺麗で

特に汚れていません。

 

 

 

しかし、元スタッフに促されて

チェアーに座って、その目線で

 

 

スピットンを見て見ると

確かに、コップ置きのある下あたりに

 

 

赤いヌメリがあったり

黒くカビっぽくなっている所があったり!!

 

 

 

 

これを見て、その先生もスタッフ達も

びっくりしたそうです。

 

 

 

毎日、洗剤もつけて、スポンジで

綺麗に掃除もしているのに

 

なんで!?

 

 

しかも、付いている汚れは

今日一日で付いたものと言うよりも

 

 

汚れが溜まってできるタイプの

汚れだったからです。

 

 

 

しかし、よくよく普段の掃除の仕方

などを考えてみると

 

 

その場所は、完璧に死角になっている

場所でした。

 

 

 

それは、歯科医である自分が見ても

とても気分の良いものではなく

 

 

掃除をしているとわかっていても

衛生面が不安になる光景だったそうです。

 

 

 

そのドクターは

それが患者さんの視界に入っていると思うと

 

 

とても恐ろしくて

その日から、すぐに掃除の仕方や

 

 

チェックすべき場所をスタッフと相談し

徹底して変えたそうです。

 

 

 

そして、今ではスピットンの隅々まで

覗き込んで綺麗にしていると言うことでした。

 

 

 

ここでは、元スタッフがチェアーに

座ったことによって

 

 

ドクターやスタッフに見えない死角の汚れを

指摘してくれました。

 

 

 

しかし、普通は死角に汚れがあっても

それに患者さんが気づいても

 

 

ほとんど教えてくれないでしょう。

 

 

 

教えてくれても、その患者さんは

衛生面にとても不安を感じて

 

 

その後、来院されなくなるかもしれません。

 

 

殆どの人は気づいても言わずに

歯科医院からフェードアウトしてしまうと思います。

 

 

 

そして、口コミで

 

「あの歯科医院は衛生面がだめ!」

 

「汚い」

 

などと言う情報が広まることでしょう。

 

 

 

今では、一時期ニュースになった

歯科医院のタービン使い回しがあったのもあり

 

 

患者さんの意識は

より敏感になっています。

 

 

 

特に、医療と言う場において

衛生管理は、とても重要視されます。

 

 

 

 

遠くからスピットンを

チェックするのではなく

 

 

患者さんと同じ目線で

近くでチェックするクセが必要です。

 

 

 

 

そのためには、チェアーに実際に

座ってみると良いと思います。

 

 

 

そうすれば、

患者さんが本当に見ている目線を

理解できるからです。

 

 

 

きっと、今まで見たことのない

部分が見えてゾッとしますよ。

 

 

もちろん歯科医師が毎回

清掃する必要はありませんが

 

 

院長が、ただ口だけで指示するよりも

院長が自ら動いて

 

 

スタッフに掃除する姿勢を

まずは見せる事がすごく大切です。

 

 

 

 

さっそく今日から

スピットンを患者さんの目線で

覗いてみて下さい。

 

伊勢海 信宏

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