歯科経営のコスト高や値上げ その①

今回は「コスト高」についてお伝えします。

 

 

連日、ニュースを見ていると

『円安』と騒がれています。

 

 

 

事実として、2022年の年明けあたりには

1ドル115円でした。

 

 

それが、2022年11月時点では

1ドル150円まで値段が変化しています。

 

 

そして、更に遡って見てみると

2021年年明けあたりでは

1ドル105円でした。

 

 

つまり、2年もしないうちに

105円から150円まで変化しています。

 

 

 

これは、約5割ほど為替が変化していると言う事です。

 

 

例えば、一年半前までは

1個105円で買えていた

アメリカのお菓子が

 

 

今買おうとすると1個150円

払わないと買えないのです。

 

 

増量しているとか原料が

高級なものに変わっているならともかく

 

 

全く同じ物なのに、

この値段の上がりようは辛いですよね。

 

 

直近の半年だけでも40円ほど

ドルの価値が上がっています。

 

 

これは、すごい価格の変化ですよね?

 

仮にこれが、アメリカのお菓子ではなく

海外のブランド品のバッグで

 

 

1個105万円だったものが

今は150万円になっています。

 

 

同じバッグを手に入れるのに

50万円も値段が違うなんて。

 

 

「これだけ円安になると分かっていれば

2年前に買っておけば良かった。」

 

と思うでしょう。

 

 

 

私たちは、普段の生活でドルを使って

何かを決済することは、なかなかありません。

 

 

だから、その点では直接的に

変化を感じることはありません。

 

 

 

しかし、私たちが日常生活で使用している

様々なものは海外から仕入れているものが

数多くあります。。

 

 

 

身近なもので言えば、ガソリンがあります。

 

 

車を運転される方なら

ガソリン価格の高騰ぶりには

ガソリンスタンドに行く度に

ギョっとされているはずです。

 

 

 

他にも、私たちが直接購入することは

ない多くの物も海外から仕入れられています。

 

 

例えば、企業が商品を製造するために

資材があります。

 

 

私たちが資材を購入することはありませんが

企業は確実に生産コストが

上がっています。

 

 

さらに、商品の輸送費も

ガソリン高騰の影響を受けています。

 

 

世の中の企業の生産コストが

この急激な円安により

どれだけ影響を受けているかと言うと

約10%のコスト上昇と言われています。

 

 

 

コストは10%も上がっているのに

私たち消費者に売る値段は今までと変わらない。

 

 

こうなると、結局は企業の利益が

どんどん減っていきます。

 

 

そして、しばらくは仕方ないと

この状態をつづけますが

 

 

これでは、企業が成り立たなくなってしまいます。

 

 

 

 

その結果、最終的には商品の定価を値上げします。

 

実際に、2022年の春ごろから

いろいろな物が値上がり始めました。

 

スーパーで食材を購入するだけでも

値上がりは見てとれます。

 

 

また、歯科材料も値上がりしてきています。

 

 

今はまだ値上がりしていない物でも

カタログに「来月より値上げします」

「価格改定します」と記載されていることもあります。

 

 

 

そして、この値上がりはこれからまだ

しばらくの間は続く可能性が高いです。

 

 

したがって、グローブやセメントなど

日々消費するもので、多めに買っておいても

必ず消費する材料は値上がり前に

 

 

ストックとして多めに買うと良いとおもいます。

 

 

ただ、「値上がりしてしまうなら

その前に!」と焦って

 

 

使うか使わないか分からないものや

消費量が少ないものは

あまり多く買わないようにしましょう。

 

 

材料にも使用期限があるので

気づいたら期限切れで処分することに

なるかもしれません。

 

 

使用頻度の低いものは少しくらい値上がりしても

その都度購入した方が、期限切れで処分するよりも

損をしません。

 

 

 

特に、グローブなどは消費量も多いうえに

腐ると言う事もないので

値上がり前にストックを購入しておくと良いですね。

 

 

値上がりのタイミングは

 

・材料屋さんに直接聞いてみる

 

・ネット販売のものならホームページに

 記載されているのでチェック

 

などの方法で確認してください。

 

 

 

自院の消費スピードと

ストックを置ける場所を考慮して

購入しましょう。

 

 

 

 

これから、歯科材料に限らず

世の中で食品やさまざまな商品が

値上げされていきます。

 

しかし、私たちが行う保険診療は

値上げができません。

 

 

これは、国が決めることです。

 

 

それに反して、材料代は

容赦なく上がっていきます。

 

 

歯科経営をしていく中で

過酷な状況ではあります。

 

しかし、それは同じ歯科医院を

している身としては皆同じ状況です。

 

 

これを乗り越えるため

少しでもダメージを減らすために

 

 

・無駄なものは買わない

 

・少しでも値上がり前に材料をストック買いしておく

 

など、対策をとってみて下さい。

 

 

「そんな少しの差のために面倒くさい」

と思わずに是非!

 

 

1つずつの値上がりは小さいかもしれません。

 

しかし、毎日使う材料や消耗品の合計金額は

大きい出費です。

 

 

塵も積もれば山となる。

 

 

対策をはじめましょう。

 

伊勢海 信宏

次の記事へ!

 

【ステップで学びたい先生へ】

メルマガ登録されると
体系的に学べ、

理解や成長が早くなります。

先生は患者さんの歯の年齢を伝えられますか?


簡単に数値化できるシステムがあります。



 

→歯の年齢診断プロ

 

手間なく売り上げを増やすには待合室動画が必須!
でも、動画に50万や100万も払っていませんか?


今だけのお得な特典があります。詳しくはサイトで。



 

→手間なし動画くん

 

→手間なし動画くん



コスト低く、手間がなく経営効果を出したい。


口コミで100医院以上が参加

地域で1医院限定なので先着順です!



 

→歯科開業医ネットワーク

 

→歯科開業医ネットワーク



開業に不安がある歯科医向け!1日5分読むだけで 開業のスキルが身につく  開業成功ステップ メールレッスン

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

よく読まれている記事