歯科医師とお金④ ~月間と年間の支出~

今回はお金のお話の4回目です。

 

 

これを読んだら、ぜひ実践してほしいことがあります。

 

それは…

お金をどれくらい使っているかを把握することです。

 

 

なぜなら、将来にそなえてお金を蓄えたいと思うなら

現状を把握する工程は避けては通れないからです。

 

 

 

 

ところで、収入に関しては

毎月給与明細をもらって把握していますよね。

 

 

開業医の方は、固定の収入額では

ないかもしれませんが

だいたいの収入額は決まっている方が

多いと思います。

 

 

 

勤務医の方であれば、給料が固定制と

歩合制の方にわかれます。

 

 

いずれにせよ、収入額は把握できている方が

多いでしょう。

 

 

 

では、支出額はどうでしょうか?

 

 

 

今はキャッシュレス時代です。

現金を持ち歩かなくても

クレジットカードやスマホで決済する方が

とても多いです。

 

 

キャッシュレス決済は銀行から

わざわざお金を下ろさなくても良いし

財布も持ち歩かなくて良い。

 

 

レジで財布から小銭を探したり

おつりの小銭で財布がパンパンになることもありません。

 

 

とっても便利!

 

 

…ではあるのですが、

支出を把握しづらいと言うデメリットが。

 

 

 

現金で払っていた時は、銀行から

現金を下ろす度に残高を見て

 

「今月は使い過ぎているな…」

「今年は、貯められているぞ」

と思える機会がありました。

 

 

 

しかし、キャッシュレス決済では

銀行からクレジットカードやスマホ決済の

引き落としが自動的におこなわれます。

 

 

そのため、残高を気にすることが

以前に比べて極端に減りました。

 

 

お金を計画的に貯められる人ならば

そこまで問題ではありませんが

 

 

しかし、そうでない人には

支出を気にするチャンスが減ってしまうので

大問題です。

 

 

 

お金の使い方にもよりますが

ある程度の収入があれば

「収入-支出」がマイナスになることはないでしょう。

 

 

 

しかし、マイナスにはならなくても

いつまで経ってもプラスにもできません。

 

 

つまり、いつまでもお金を貯めることが

できません。

 

 

では、どうすれば良いのか?

 

 

 

それが、冒頭でお伝えした

「支出を把握する」です。

 

 

 

これまで支出を計算したことがない方にとっては

面倒に感じられると思います。

 

 

しかし、お金を貯めるためには

毎月どれだけ自分がお金を使っているのか

を知る必要があります。

 

 

 

歯科医師とお金①「人生で大きく必要なお金」

歯科医師とお金②「人生でお金を貯められる時期」

 

の中でもお伝えしましたが、

人生には貯金できる時期と

お金を使う時期があります。

 

 

 

今の支出を把握することで

その時期にどれだけ貯められるのか?

 

 

または、今が貯められる時期ならば

もっと貯めておかなくてはならないなど

具体的な課題が見えてきます。

 

 

 

そのためにも、一体いまどれくらいのお金を

使っているかを計算してみましょう。

 

 

 

 

月々の支出の項目は

・食費

・家のローン or  家賃 

その他、管理費、駐車場代などの住居費関係

・水道光熱費

・通信費

・医療費

・外食費

・被服費

・こどもがいるならお小遣い

・車のローンやガソリン代などの車両費

・こどもの教育費(習い事や塾代も)

などなど

 

これ以外にも、支出項目がある方もいると思いますので

ご自身の使ったお金を全て洗い出してみましょう。

 

 

 

これが全て出れば、1か月の支出×12か月で

年間支出がわかります。

 

と言いたいところですが

 

支出はこれだけではありません!

 

 

 

上記で挙げた毎月の支出以外にも

年に数回の支出があります。

 

 

以下に詳しく説明します。

 

 

・交際費・お祝儀代

例えば、ちょうど同級生が結婚する

時期の人ならば年に何回か結婚式に

呼ばれることがあります。

 

 

お祝儀に3~5万円だとして

年に3回呼ばれれば9~15万円の支出に。

 

 

他にも、家族や両親のお誕生日や

お祝い事のときにプレゼントを贈るなら計上します。

 

 

 

・車両代

車をもっている方だけですが、保険料。

車検は2年に1回なので、1年分を

支出の計算にいれるために車検代÷2で1年分を算出します。

 

 

 

・教育費

お子さんがいれば、毎月の塾代や

習い事代とは別にサマースクールや

夏期・冬期講習などの費用がかかります。

 

 

前年までを参考にしたり

調べたりすれば、およそいくら位の費用が

かかるか分かります。

 

 

 

・旅行代

近場でも海外でも旅行に行くなら支出があります。

旅行は楽しいので、うっかり財布の紐が

ゆるんでしまいがちなので

なかなか大きな支出になりますよね。

 

 

        

・税金

賃貸ではなく家を購入していると

毎年、固定資産税があります。

 

毎年、だいたい同じ額なので前年までを

参考にしてください。

 

 

 

・家具家電

洗濯機や掃除機などの家電が壊れてしまって

買い替えることありますよね。

 

 

毎月買うものではありませんが

買うときには数万~数十万円の大きな支出です。

 

 

他にも、お風呂の給湯器が壊れてしまって

買い替えや修繕に何十万円もかかることもあります。

 

 

 

 

毎月ではないけれど年間を通してみると

これだけの特別支出があります。

 

 

人によっては、まだ他にもあるかもしれません。

 

 

これらの特別支出を計算せずに

月々の支出だけで年間の支出を計算してしまうと

本当の支出額と大きな差が出てしまいます。

 

 

数か月に一度しかない特別費も

数万円が積み重なれば大きな金額です。

 

 

 

私も30歳頃まで、支出がどれくらいかを

計算したことがありませんでした。

 

 

そして、自分が思っているよりお金が

貯まっていないことに気づき

「おかしいな…」と思って、支出を計算。

 

 

 

計算してみると、日々少額だけど

無駄な支出をしていたり

特別費がかかるから、日々の支出を

少し抑えるべきなのに、普段通りにお金を

使っていたことが判明しました。

 

 

 

 

それからは、最低でも年に1回は

年間支出額を計算するようになりました。

 

 

 

これにより、

「今年はどれくらいの支出が予想されるから

これくらいなら貯金できる」

と支出と貯金の見通しが立てられるようになりました。

 

 

 

 

年間の支出を計算することは

これからのお金の計画を立てることに

とても役立ちます。

 

 

 

特にお子さんがいる場合は、

中学生や受験の時期になると

年間の支出が大きく変わります。

 

 

教育費にどれくらいかかるかも

調べると、およその金額はわかります。

 

 

是非、事前に調べておいて予算と計画を立てると

良いですね。

 

 

 

いざお金が大きく必要になったときに

「通帳を見てびっくり!

全然、貯金できていなかった」

なんてことにならないようにしましょう。

 

 

 

また、「お金を貯める」と言うと

一気に節約しようとしてしまいがちです。

 

 

無駄遣いをなくすのは良いことですが

これまでの生活を極端に変えることは

精神的に大きな負担になってしまいます。

 

 

無理して節約をすると、

結局すぐに心が折れてしまい

続けるべき節約までやめてしまうことも。

 

 

 

それでは元も子もありませんよね。

 

 

お金を使う必要があるときに慌てず

お金が貯められているためには

計画的な貯金をしておくことです。

 

 

 

これまで、計画的に貯金をしていない人が聞くと

「それが面倒そうで、できないから困ってる」と

思われてしまいそうですが、実は簡単なことです。

 

 

 

それが今回お伝えした支出を把握することです。

 

 

年間の支出が把握できれば

貯金をするためには

・収入を増やすか

・支出を減らすか

の2つしかありません。

 

 

 

収入は簡単には増えないと思うので

支出を減らす方が簡単です。

 

 

ただ、ここでむやみに節約していくと

前述したように頓挫してしまうので

 

 

計算した支出を見て、削れるところ

無駄をしていたところを探してみましょう。

 

 

例えば、月に5万円は支出を減らして

貯金に回したいとします。

 

 

 

食費が家族4人で月に6万円。

 

特に高級なスーパーで食材を購入しているわけでも

無駄な買い方をしているわけでもないなら

6万円の食費を下げることは難しいです。

 

 

その代わりに

・スマホ通信料の見直し

・普段何気なく習慣で買っていたスタバをやめる

・なんとなく行く外食

・契約しているだけのサブスク

 

 

これらを見直すだけでも、5万円くらいは抑えられるかもしれません。

 

 

 

支出を把握していないと、

とりあえず削ろうと、無駄をしていない

食費を削ってしまうことも。

 

 

 

しかし、支出を把握すると

 

・何にどれくらい費用がかかっているのか?

・それは削れる費用なのか?

・削るべき費用は何なのか?

 

が、はっきりと見えてきます。

 

 

 

 

今後、お金が必要になったときに

慌てなくて良いように。

 

 

今の支出を把握してください。

 

 

まずは、把握しないことには

お金はなかなか貯められません。

 

 

 

それでも、まだ

「計算するの面倒だし、

収入も一定額はあるから大丈夫でしょ」

と思っている方がいれば….

 

 

そんな簡単にお金は貯まりません!!

とお伝えします。

 

 

世間を見てみてください。

 

 

貯金や資産がすごくたくさんあって

本当にお金に苦労していないと言う人は

世の中で、ほんの一握りです。

 

 

ごくわずかな人以外は、

程度の差はありますが

「お金が必要だ」「もっと貯めたい」と思って

生活しています。

 

 

 

「お金お金!!」とお金のことばかりに

カリカリしすぎてほしくはありませんが

楽観的すぎると、のちのち困ることになってしまいます。

 

 

 

もし、毎月の支出や年間支出額を

把握できていないならば

これを機に是非、計算してみてください。

 

伊勢海 信宏

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