トリートメントコーディネーター その②

 前回の

『トリートメントコーディネーター

 その①』

 

http://haisyakaigyo.com/?p=1211

 

の続きです。

 

 

 

前回は

トリートメントコーディネーターの

メリットについてお話しました。

 

 

 

簡単におさらいです。

 

 

①説明を任せられるので

  歯科医師業務の時間が浮く

 

 

②自費治療などのお金の話を

  歯科医がしなくて済む

 

 

この2点が主なメリットでしたね。

 

 

メリットがあり、患者さんのためにも

歯科医側からもとても良いものだと思うのですが

 

 

それでも私は、あまりこの

 

「トリートメントコーディネーター」

 

をお勧めしないと言いました。

 

 

 

前回を読まれた方は

 

「これだけ、良い!と言っておいて

 なんで!?」

 

と不思議に感じられたと思います。

 

 

 

しかし、これにはちゃんと理由があります。

 

 

 

もちろん、前回お話したような

メリットも多く

 

患者さんにも喜ばれるシステムだと

思いますので医院の体制によっては・・・と

 

付け加えておきますね。

 

 

 

 

では、どんな場合だとお勧めできて

 

逆に、どんなクリニックでは

お勧めしないかと言うと

 

 

 

クリニックで歯科医が院長のみのケースは

トリートメントコーディネーターも

良いと思います。

 

 

ただ、勤務医がいるケースには

私は、お勧めできません。

 

 

 

なぜなら、

勤務医がまったく成長出来ないからです。

 

 

トリートメントコーディネーターが

患者さんとコミュニケーションを取り

 

 

信頼関係を築き

また自費の良さも伝え

 

 

自費を契約する。

 

 

勤務医の先生は治療をする。

 

 

このような流れを作ってしまうと 

勤務医は、確かに治療は出来るかもしれませんが

 

 

歯科医師自体が信頼関係を築き

 

 

そして自費の説明もしっかりする

と言うことが出来ない状況に

なってしまうからです。

 

 

 

勤務医は、いつかは自らが開業して

院長になります。

 

 

 

しかし、このように治療が出来るだけでは

開業しても上手く行かないからです。

 

 

 

確かにクリニックとして

トリートメントコーディネーターに

 

 

これらの業務を任せている方が

安心なのかもしれませんが

 

 

それでは勤務している先生の

成長にはならず

 

 

結局は勤務している先生が損をします。

 

 

 

トリートメントコーディネーターのいる

クリニックで勤務している先生を見ると

 

 

可哀相だなと思ってしまいます。

 

 

 

勤務医の間は、治療だけではなく

歯科医院の経営の仕方

 

 

スタッフとの関係性

患者さんとの関係性の築き方と

 

 

様々なことを身につけることの

出来る時間です。

 

 

 

そして、どれも大事なことですが

その中でも、患者さんとお話をして

 

 

治療の説明をしてと言うことは

とても大事なことです。

 

 

治療は、開業してからも勉強会に

参加したりして、技術を磨くことが出来ます。

 

 

 

しかし、多くの患者さん相手に説明をしたり

関係を築くことは

 

 

勤務医の間だからこそ

しっかり練習できる場であると思います。

 

 

院長のやり方を見て、学んで

実践したり、ダメなところは

 

指摘してもらうことも出来ます。

 

 

 

開業医として成功するためには

まずは、患者さんの信頼を得ることです。

 

 

開業して、すぐに患者さんが

溢れかえるような状況になることは

 

 

なかなかありません。

 

 

 

その中で、いかに初診で来院された

患者さんを定着させ

 

 

さらにその患者さんから

新たな患者さんの紹介での

 

 

増患をさせられるかが大事になるのですが

その為に大事な要素はと言うと

 

 

それは、歯科医と患者さんとの

信頼関係にあります。

 

 

 

自分が通院している歯科医院の院長が

しっかりと治療の説明をしてくれて

 

 

自分の話もしっかりと聞いて受け止めてくれ

 

 

どんな些細な疑問や不安にも

きちんと答えてくれる

 

 

聞いてくれる院長であれば

患者さんは心を開いてくれます。

 

 

 

そして、患者さんは心を開くと

こちらの話もきちんと聞いてくれます。

 

 

保険の治療は、そこまでこだわりがない

患者さんだったとしても

 

 

自費治療となると

そうはいかないことが多いです。

 

 

しかし、信頼関係を築けている先生になら

任せても良いかと思われます。

 

 

 

そう言う患者さんを

いかに増やしていけるかで

 

 

開業したクリニックが

成功するか否かが、かかっています。

 

 

そして、その信頼関係を築くためには

しっかりと患者さんに説明し

 

 

患者さんの不安や疑問を聴き

それに答えることが必要です。

 

 

 

勤務医は、これらのスキルを

身につけることが大事なのです。

 

 

 

したがって、

トリートメントコーディネーターがいる

 

 

歯科医院では、勤務医がこれらの経験を

積むことが出来ないので

 

 

お勧めできないのです。

 

 

 

そして、この勤務医が将来

開業してから

 

 

トリートメントコーディネーターを

導入するとしても

 

 

自分自身がしっかりコンサルティング

ができないと、スタッフに教える事は

 

 

100%出来ません。

 

 

 

だからこそ、開業する前は

トリートメントコーディネーターに

任せるのではなく

 

 

自分でしっかりコンサルティングを

するのが当たり前だと思います。

 

 

 

また、トリートメントコーディネーターは

話やすく、聞きやすいと言う

メリットはありますが

 

 

 

やはり患者さんは先生に

説明して欲しいと思っています。

 

 

 

歯科助手はあくまで歯科助手です。

 

 

治療の専門家ではありません。

 

 

患者さんにもよりますが

やはり、しっかりと歯科医から

 

説明を聞くことで納得、安心できる方もいます。

 

 

 

 

歯科医が、患者さんの不安を

増大させてしまったり

 

 

忙しいのを言い訳

雑な対応をしてしまうくらいなら

 

 

トリートメントコーディネーターに

任せてしまった方が、患者さんのためにも

 

 

クリニックのためにも良いとは

思います。

 

 

 

しかし、任せなくても良いだけのスキル。

 

 

トリートメントコーディネーターと

同等の、患者さんを安心させられる

 

 

スキルを持つ歯科医であれば

患者さんは、そのクリニックから離れません。

 

 

だからと言って

トリートメントコーディネーターが

 

 

絶対ダメだと言っているわけでは

ありません。

 

 

前回お伝えしたようにメリットも

多くあります。

 

 

 

ゆえに、当院がどんなクリニックなのかを

患者さんにお話したり

 

 

どうしても歯科医の手が空かず

説明に不足がありそうであれば

 

 

それを補ってもらうようなポジションとして

いてもらうのは良いと思います。

 

 

あくまで

現状や治療方針、保険か自費か等は

 

 

歯科医師がしっかり話す方が

私は良いと思います。

 

 

 

そう言った話を患者さんと

しっかりする事で

 

 

患者さんは何を求めているのか?

 

を理解できるのだと思っています。

 

伊勢海 信宏

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