自費治療をする意味は?

 自費治療は何の為にあるのでしょうか?

 

 

・見た目がキレイ

 

・快適に使える

 

・歯の寿命を延ばせる

 

 

などなど

答えはいろいろと考えられますが

 

 

漠然と考えるのではなく

概念的に考えることが必要です。

 

 

 

私の中で、自費治療の意味は

大きく分けて二つです。

 

 

 

1つは 

 

現状の問題の改善

 

 

 

例えば、保険の入れ歯が厚くて

違和感が強いので、それを少なくしたい。

 

 

だから金属床にする。

 

 

 

入れ歯は取り外しが嫌だから

インプラントにする。

 

 

銀歯は目立って嫌だから

セラミックにする。

 

 

などなど。

 

 

これが一つの

自費をする意味です。

 

 

 

 

ただ、自費にはもう一つの意味があります。

 

 

 

それは

歯を長くもたせるための保険の役割

と言いう意味あいです。

 

 

例えば、インプラントに関して言えば

ブリッジよりも支台歯に対する

 

 

負担が少なく

歯が長持ちする。

 

 

ブリッジもインプラントも現状では

どちらも咬むことに差はないと思います。

 

 

ただ、残っている歯を長くもたせる

と言う意味で言うと

 

 

両者には大きな差があります。

 

 

 

ブリッジでは、支台歯に

欠損部分の負荷がかかってしまい

 

 

結果、支台歯に寿命が短くなってしまいます。

 

 

 

支台歯がダメになったら

その歯を抜歯して

 

 

また、その他の残っている歯で

欠損部の分も負担して・・・

 

 

と繰り返していくと

残っている歯にどんどん負担が

大きくかかり

 

 

残っている歯が

少なくなってしまいますよね。

 

 

 

しかし、インプラントであれば

欠損部の負荷を、他の歯にかける事がありません。

 

 

 

 

したがって、残っている歯に対する

負担がありません。

 

 

 

また右上7番の銀歯と

セラミックで考えてみましょう。

 

 

どちらも咬めるし

見えない場所なので

 

 

どちらも見た目は

それほど気にならないでしょう。

 

 

 

ただ、歯のもちはどうでしょうか?

 

 

 

圧倒的にセラミックの方が良いです。

 

 

 

この様に

 

①現状の問題改善

 

②歯を長くもたせるための保険

 

 

この二つの意味合いがあります。

 

 

 

この概念を明確に知る事で

患者さんに合わせて

 

 

この人には①と②のどちらを話すのが

大切なのかを

 

 

考えると言うステップを作る事が出来ます。

 

 

 

患者さんに自費治療のカウンスをする事

 

 

苦手意識を持っているドクター

少なくありません。

 

 

 

それは、カウンスを始めた途端に

患者さんの表情が固くなるのがわかる。

 

 

自費の説明をしたら

次から来なくなってしまった。

 

 

なんて、経験をしているからです。

 

 

 

確かに、カウンスをして

患者さんが説明内容を

 

 

きちんと理解した上で自費治療を

選択されないと言うのは自由です。

 

 

 

自費治療は、当然ながら保険治療よりも

高額なので、金銭的な面で

 

 

なかなか踏み切れない患者さんも

いらっしゃいますし

 

 

それは仕方のないことです。

 

 

 

しかし、きちんと自費治療の説明を

こちらが話始めた途端に

 

 

警戒される患者さんは

自費治療をきちんと理解されていないのに

 

 

聞く前から

 

「高価な治療を無理矢理

 勧めてきている!」

 

と思い、説明自体を聞くことを気持ち

が拒んでいる状態です。

 

 

 

そうなると、どれだけ説明しても

患者さんの耳に、正しい情報は

 

 

入っていきません。

 

 

 

こちらも、そんな態度をされて

ばかりいると気持ちがめげてしまいますよね。

 

 

 

でも、患者さんにこのような態度を

取らせてしまっているのも

 

 

説明下手だからなのです。

 

 

 

 

自費治療の説明をする際に

漠然と何となく話すドクターがいます。

 

 

しかし、それでは患者さんには

伝わりません。

 

 

 

では、どうすれば良いのか?

 

 

 

それは、上述したように

 

①現状の問題改善

 

②歯を長くもたせるための保険

 

 

 

 

このどちらを話す方が

その患者さんにとって大切なのかを

考えるのです。

 

 

 

私たち歯科医が考えることは

どれだけ自分自身の歯を大切にし

 

 

寿命を持たせるかだと思います。

 

 

そのため、自費治療を勧めるのも

残っている歯の寿命を伸ばすための

 

 

保険としての②の理由が本来は

多いことでしょう。

 

 

 

しかし、患者さんはどうでしょうか?

 

 

 

今まで、歯の治療で苦労されてきた方

 

自分の歯の大切さに気づかれている方は

 

 

同じように②の理由で

カウンスをしても

 

 

きちんと伝わると思います。

 

 

 

 

しかし、例えば若い女性の方が

前歯に補綴をしないといけない治療を

 

 

 

した場合、②の理由で感化される方は

少ないかもしれません。

 

 

 

それよりも

 

「前歯だし、普段の生活でも

 見えてしまうから、綺麗にしておきたい」

 

と思う人の方が圧倒的に多いと

思います。

 

 

 

それならば、その人には

 

「他の歯を健康に残すためには…」

 

と説明するよりも

 

 

 

「今の状態で、保険治療の被せ物を

 入れると、色味や材質が

 

 

 隣の歯と違うのが目立って

 気になるかもしれません。

 

 自費の被せ物だと、透過性も高く

 自然な歯のように見えるので

 

 

 前歯なので気になるようであれば

 自費の被せ物をされると良いと思います。」

 

 

と説明された方が

患者さんが自分にとって

 

 

メリットがあることが分かりやすいので

②の理由で説明されるよりも

 

 

とても伝わり易くなります。

 

 

 

どの患者さんにも同じ説明をするのではなく

 

同じ自費治療であっても

その患者さんに合わせて

 

 

説明内容を変えると

患者さんも、きちんと説明を聞こうと

思われます。

 

 

 

自分もそうですが

人間は自分にとって

 

 

メリットがある話は

聞きたいと思います。

 

 

 

逆に、メリットを感じない話は

興味を持てません。

 

 

 

患者さんによって

 

自費治療をする意味は異なります。

 

 

 

 

どちらが、その患者さんにとっての

『自費治療をする意味』なのか?を

 

 

考えた上で

説明をするようにしてみましょう。

 

伊勢海 信宏

 

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