患者さんを紹介してくれたら、特典はどうする?

美容院等で、ご家族やお友達を

ご紹介して頂けたら

 

 

次回来店時に紹介者の方が

半額になったり

 

 

割引されるチケット等の特典を

付けていることが、よくあります。

 

 

美容業界だけに限らず

住宅業界は契約したら

 

10万円プレゼントなんて特典が

あることもあります。

 

 

 

それをマネして

歯科医院も同じように

 

 

患者さんを紹介すると

紹介者の患者さんが

 

 

特典をもらえるとようにしている

クリニックがありますが

 

 

 

これに関して私の見解では

 

率直に言うと

 

 

辞めた方が良いと思います。

 

 

 

特典をつけることによって

宣伝効果が期待でき

 

 

集患に繋がるので良い!

と思いがちですが

 

 

私がやめた方が良いと言うには

きちんと理由があります。

 

 

 

その理由は簡単です。

 

 

患者さんが誰かに医院を

紹介するのは

 

「このクリニックが好きだから

 紹介したい」

 

と言う思いだけでして欲しいからです。

 

 

 

 

紹介特典をつけることで

 

医院の品格が急激に下がってしまいます。

 

 

 

特典を付けることで

どうして品格が下がってしまうの?

 

 

と疑問に思われるかもしれませんが

 

 

私の中では、歯科医も患者さんも

対等な立場だと捉えています。

 

 

 昔なら、医者と名のつく人は

「先生様」状態で

 

 

医師の方が患者さんより立場が上

という認識を持たれていたこともあります。

 

 

 

それは、今でもご高齢の患者さんだと

そういう認識のままの方もおられて

 

 

「先生が言うことは絶対だ」と

思われていることもあります。

 

 

 

しかし、その一方で

最近の歯科医院では

 

 

患者さんと対等を通り越して

 

患者さんが「お客様」になっている事があります。

 

 

 

美容院などであれば

実際に「お客様」相手の仕事なので

 

 

その感覚は間違ってはいないのですが

私たち歯科医、そして歯科医院が

 

 

行っているのは医療です。

 

 

医療は、決してお客様相手の

サービスではありません。

 

 

 

しかし、その境目が

曖昧になってきてしまっていて

 

 

患者さんを「お客様」として捉え

また、そのように扱っている

歯科医院が多いのが事実です。

 

 

 

勿論、患者さんはお客様ではないから

適当に扱って良い!

 

 

と言うわけではありませんし

丁寧に対応するのは当然の事です。

 

 

 

しかし、その丁寧な対応が

行き過ぎてしまって

 

 

過剰なサービスになっている事もあります。

 

 

 

過剰なサービスをすると言うのは

相手に対して、対等な立場ではなく

 

 

相手よりも遜った立場を位置付ける

ことになってしまいます。

 

 

 

紹介特典は過剰なサービスと

言うわけではありませんが

 

 

特典サービスをつけると言うことは

患者さんに対して

 

「特典を付けるから

 新しい患者さんを紹介して下さいね。」

 

と宣伝しているということです。

 

 

 

 

だから、特典で紹介を増やすのは

患者さんにお願いしているのに

他なりません。

 

 

 

となると、先述した通り

対等な立場ではなく

 

 

患者さんより歯科医の立場が

少し低く感じられてしまいます。

 

 

 

患者さんに、わざわざお願いして

新しい患者さんを紹介して頂いている・・・

 

 

 

なんだか、違和感を感じますよね?

 

 

 

これは、患者さん側からしても 

 

紹介することに特典つける医院に

魅力を感じるでしょうか?

 

 

 

もしかしたら

本当にすごく医院の事を気に入って

紹介したいと思っても

 

 

特典があると、逆に、友達を

特典の為に紹介していると

 

 

誤解されるのではないか等と考えると

紹介しづらくなってしまいます。

 

 

 

 

また、逆パターンで

 

実際に紹介特典狙いで

いろんな人を紹介してくれる患者さんもいます。

 

 

それが、本当に医院を良いと思っていての

紹介ならば良いのですが

 

 

誰かを紹介することで

例えば、歯ブラシをもらえるから

 

 

と言う理由で、どんどん紹介している場合

一時的に新患は増えますが

 

 

その新患の方々が

長いお付き合いになる患者さんに

なる可能性は少し低いと思います。

 

 

 

そして、その紹介してくれた張本人自身も

特典目的の場合は、人を紹介しておいて

 

 

本人が通院しなくなることもあります。

 

 

特典をつけると言うのは

増患が目的ですよね。

 

 

 

しかし、その増患は一時的なものではなく

継続して、医院を気に入って

 

 

通院してくれる患者さんを

求めているはずです。

 

 

 

しかし、特典をつけることによって

一過性の患者さんを呼び寄せてしまう

可能性があるのです。

 

 

 

自身が歯科医院に通院する機会は

なかなか無いと思いますが

 

 

例えば、外科でも内科でも良いので

かかりつけ医があり通院している場合

 

 

自分が患者の立場となって

考えてみると

 

 

本当に自分が信頼している

ドクターがいるならば

 

 

身近な人が、その診療科で

良いドクターを探していたら

 

 

特典なんてなくても

紹介しますよね。

 

 

 

それは、紹介特典が欲しいから

するのではなく

 

 

身近な人にも自分と同じように

信頼できるドクターに

 

 

治療をしてもらって欲しいと

言う気持ちからでしょう。

 

 

 

したがって、紹介特典を歯科でつける

必要はありません。

 

 

 

それよりも、特典がなくても

既存の患者さんが

 

 

身近な人に紹介したくなるような医院、

そして治療をするようにしましょう。

 

 

飲食店はもちろん特典等が

あって良いと思いますが

 

 

 

医療は、自院の価値を下げてしまう

可能性があるので

 

私はオススメはしません。

 

 

 

特典をつけるよりも

紹介してくれた人に

 

 

『○○さんのご紹介

 ありがとうございました。

 

 私が責任をもって治療をして行きます。』

 

などと気持ちを伝える方が重要です。

 

伊勢海 信宏

次の記事へ!

 

【ステップで学びたい先生へ】

メルマガ登録されると
体系的に学べ、

理解や成長が早くなります。

 

コスト低く、手間がなく経営効果を出したい。

口コミで100医院以上が参加

地域で1医院限定なので先着順です!

→歯科開業医ネットワーク

先生は患者さんの歯の年齢を伝えられますか?


簡単に数値化できるシステムがあります。



 

→歯の年齢診断プロ

 

手間なく売り上げを増やすには待合室動画が必須!
でも、動画に50万や100万も払っていませんか?


今だけのお得な特典があります。詳しくはサイトで。



 

→手間なし動画くん

 

→手間なし動画くん



コスト低く、手間がなく経営効果を出したい。


口コミで100医院以上が参加

地域で1医院限定なので先着順です!



 

→歯科開業医ネットワーク

 

→歯科開業医ネットワーク



開業に不安がある歯科医向け!1日5分読むだけで 開業のスキルが身につく  開業成功ステップ メールレッスン

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

よく読まれている記事