院内の設備投資や治療などの勉強投資

開業している先生でも

勤務医の先生でも

 

 

もっと自分を成長させたい

もっとクリニックを成長させたい

 

と考えている人は多いと思います。

 

 

そして、その気持ちは

成功する歯科医になるために

 

 

とても大事なことです。

 

 

そこで必要となるのが

『投資』と言う思考です。

 

 

 

歯科での投資には

何か機材を買ったり

 

 

何か新しい技術を習得しに行ったり

いろいろと方法があると思います。

 

 

医院に投資することや

自分のスキルを上げるために

 

 

自己投資することは

成長のために必要不可欠です。

 

 

そして、自己投資と聞くと

なんだか「良い」イメージがあります。

 

 

・・・が、実は間違った『投資』をすると

上手くいかないことがあります。

 

 

その間違った投資をする人は

せっかく投資したのに

 

 

好転しないことになってしまいます。

 

 

 

では、間違った投資をする人とは

どんな人でしょうか？

 

 

 

それは、設備投資にしろ

スキルアップのために自己投資にしろ

 

 

金額の絶対値で決めている人です。

 

 

 

機材が高いから、やめる。

 

初期費用が高いから、やめる。

 

勉強会の受講料が高いから、やめる。

 

と言う理由の人。

 

 

 

このタイプの人は

大きな変化を嫌って

 

 

出来るだけ現状を変えない様に

「今」を守るタイプの人です。

 

 

それも一つの道ですが

何年経っても

 

 

あまり好転しないのも事実です。

 

 

 

例えば、１０万の時計と

１００万の時計があります。

 

 

多くの人は１００万の時計は

高すぎて必要ないと思います。

 

 

そして１０万円の時計を買います。

 

 

でも１０万円の時計を３年後に

売却してみて下さい。

 

 

ほぼ１００％値段はつきません。

 

 

しかし、１００万円の時計を

３年後に売却してみて下さい。

 

 

値落ちするものが多いですが

値上がりする物も多数存在します。

 

 

上手く行く人は

何事も金額だけで判断しません。

 

 

これは投資効果があるのか？

 

 

将来どれくらいのリターンが

望めるのか？

 

 

そこをシビアに考えます。

 

 

 

成功する人が持っている基準は

 

金額よりも投資効果の方が

重要なのです。

 

 

 

３０万円で、投資効果が

低い物を買うよりも

 

 

１００万円で高価であっても

投資効果が高い物を

 

買った方がはるかに良いです。

 

 

 

安物買いの銭失いと言う言葉が

ありますが

 

 

３０万円かけて

何も効果のないものならば

 

 

３０万円は丸々、

無駄になってしまいます。

 

 

もちろん、これは例えなので

３０万円でも十分に高価で

 

価値のあるものもあります。

 

 

要は、

新しい機材

新しい勉強

 

 

それを学んだ後のリターンは

どうなのか？

 

を見極めることが重要です。

 

 

ちなみに、リターン＝お金　と

言う訳ではありません。

 

 

そもそも、高い安いだけで

決めているのは

 

 

消費も投資も同じように

考えてしまっているのだと思います。

 

 

消費は値段で

投資はリターンで考えると良いと思います。

 

 

消費は、経費など必要なものですし

絶対にかかってしまうものですが

 

 

消費ばかりになってしまうと

何も生み出すことは出来ません。

 

 

間違った投資は消費になってしまい

現状維持で成長には繋がりません。

 

 

それどころか、投資のつもりでした事が

間違った投資だったばかりに

 

 

消費にもならず

浪費になってしまうことがあります。

 

 

浪費は、言わば無駄遣いです。

 

 

投資が無駄遣いになんてなる？

 

と思われるかもしれませんが

 

 

実に多くの無駄遣いを私も

実際に見たり聞いたりした事があります。

 

 

 

例えば、ある医院の院長は

新しい機材に投資しました。

 

 

業者に

 

「新しい機材なので

　まだ導入している医院も少ないし

　集患アップになりますよ」

 

と勧められ、この新しい設備のことを

よく知りもせず

 

 

そして調べもせずに

購入しました。

 

 

その結果・・・、

 

 

集患アップになったかと言うと

 

なりませんでした。

 

 

 

何故なら、きちんと考えて

購入した物ではないからです。

 

 

この機材が悪いものであったわけでは

ありません。

 

 

業者が言う通り、新しい物で

まだ導入している医院はそう多くはないので

 

 

上手く利用できていれば

集患アップになるものです。

 

 

ただ、この院長がしっかりと理解して

 

自分の医院に本当に必要なのか？

 

自院で使用することでの

リターンはあるのか？

 

 

と言うことを、きちんと検討した上で

購入しなかったために

 

 

上手く活用できなかったのです。

 

 

 

そして、その機材は使用頻度も減り

箪笥の肥やし状態に・・・。

 

 

これでは、どんな良い機材を

購入していても

 

 

投資ではなく浪費ですよね。

 

 

同じものを購入していても

他の医院では、きちんと投資になっていて

 

 

一方では、それが浪費になってしまいます。

 

 

それは、金額ではなく

自分にとって、本当に必要なものかが

 

重要になります。

 

 

お勧めだと言われても

自分にとって

 

成長に繋がらないものであるのなら

購入はしないでおきましょう。

 

 

せっかく、お金を払って投資しようと

思っているのであれば

 

 

それが浪費にならないように

よく考えて、しっかり投資になるようにしましょう。

 

伊勢海　信宏

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