大学病院勤務をいつまで続けたら良いのか相談されました。

先日の事です。

 

 

とある大学病院勤務の人から
相談される事がありました。

 

 

 

それは

 

『いつぐらいまで大学病院で

 働いていても大丈夫でしょうか?』

 

 

と言った内容のものでした。

 

 

 

 

 

これに対して、

 

 

絶対これが正解だ!

 

 

という答えは無いのですが

 

ただ私が言える事は

 

 

 

もし将来は開業をするつもりで

いるのなら大学病院で勤務して

 

 

3~4年程度、経過したら
次は開業医で働く事がお勧め

 

 

だという事です。

 

 

 

 

 

まず、大学病院で働く事のメリットは

 

 

歯科の分野の中でも

専門の先生がいるので

 

 

個々の治療を
突き詰めて学ぶことができる点です。

歯科医

 

 

また比較的、開業医よりも
治療時間の余裕があります。

 

 

 

開業医はどうしても

アポイントを詰めているので

 

 

ある程度「診療をまわす」という

感覚がありますが

 

 

大学病院はアポイントの数も

少なめで

 

 

まわすと言うよりは

じっくり診るスタイルです。

 

 

 

 

その為に、患者さん一人一人を
丁寧に診療できます。

 

 

 

ゆえに、研修医卒で

いろいろなことを覚えていきたい

 

 

いろいろな症例を見てじっくり

学びたい時期の人には

 

 

とても良い環境かもしれません。

 

 

 

 

 

 

ただ、大学病院勤務と

開業医での勤務では

 

 

同じ歯科医業ですが

常識が全く違ってくることがあります。

 

 

 

 

 

大学病院勤務の場合は

どうしても大学の看板がある中で

 

 

治療するので
その看板無しの個人として

 

 

治療するのとでは

その診療スタイルに

 

 

かなりの隔たりがあります。

 

 

 

 

 

例えば、大学病院では

大丈夫だった対応でも

 

 

開業医で同じ対応をすると

患者さんからは評価されない

ケースもあります。

 

 

 

 

大学病院と言うと

 

 

開業医の一般歯科で

治療出来ない症例などの場合に

 

 

紹介する先ですよね。

 

 

 

 

 

患者さんの意識としても

 

 

『専門の治療』

 

『ここ以上に、この治療を

 してくれる病院はない』

 

 

と思い大学病院に行きます。

 

 

 

 

したがって、大学病院での先生の治療は

 

「絶対!」なところがあります。

 

 

 

 

しかし、同じことを

開業医がしようとしても

 

 

患者さんが少しでも

納得いかなかったり

 

 

不満に思うことがあれば

 

 

「この先生嫌だなぁ。

 本当にその診断合ってる?

 

 腕が悪いのかな?」

 

 

 

 

「他の歯医者行ってみようかな?」

 

 

 

となってしまうことがあります。 

 

 

 

 

 

このような事を考えても

ずっと大学病院で勤務するのなら

 

 

そのままで良いのですが

開業する意思があるのなら

 

 

あまり長く居すぎると

 

 

大学病院でのスタイル
変えられなくなる場合もあります。

 

 

 

 

 

そんなに、違いが出るものかな?

 

 

と思われるかもしれませんが

実際に大学病院でずっと勤務

しているドクターと

 

 

一緒に働く機会があると本当に

 

「こんなに違うか!」

 

と驚かされます。

 

 

 

 

 

また、見ていても

 

このドクターは大学病院上がりだな

 

言うのも一目瞭然です。

 

 

 

 

 

これは、大学病院に

長く勤めている事が悪い

 

言っているわけではありません。

 

 

 

 

専門の治療に関して

突き詰めていて

 

 

丁寧に治療されるところなど

さすが!の一言です。

 

 

 

 

しかし、先にも述べましたが

 

大学病院スタイルというのが

 

感じられるのも事実です。

 

 

 

 

こちらは、開業医としてやっているので

 

要領よくサクサクッと診療を

するように心がけています。

 

 

 

 

もちろん、きちんとした診断、

治療を行っています。

 

 

 

 

その上で、やはり同じ時間帯に

数名の患者さんのアポイントを取っているので

 

 

 

順序を考えて

いかにアシスタントのスタッフと

 

 

連携を取って上手く同時に数台の

チェアーを回すかを念頭に診察します。

 

 

 

 

ただ、大学病院勤務が長いドクターには

 

共通して、あまりそう言った

概念がないので

 

 

「サクサクッと」と言うよりも

 

「じっくり」という感じになります。

 

 

 

 

 

こうなると、当然のことながら

同時に数人のアポイントを

 

 

埋めている状態では

一人の患者さん以外は

 

 

待ちぼうけになりますよね。

 

 

 

 

 

それに、次から次へと

次のアポイントの患者さんが

 

 

来院されるので

たちまちアポイントは

 

 

おしてしまいます。

 

 

 

 

 

患者さん自身も大学病院へ行く時は

 

 

「時間がかかるもの」

 

 

と言うスタンスで行っているので

治療に時間がかかっても

 

 

特に問題ありませんが

開業医に通院される患者さんは違います。

 

 

 

 

 

治療時間は30分程度だと

思って来られているので

 

 

前もっての説明もないのに

それ以上の時間がかかってしまうと

 

 

それだけで、不満

そして不信感へと繋がってしまうのです。

 

 

 

 

 

患者さんの時間に対する

捉え方が違うので

 

 

開業医で大学病院スタイルは

通じないことが多いです。

 

 

 

 

 

また、あくまで大学は
教育機関と言う側面もあるので

 

 

本気で臨床を突き詰めたいのであれば

 

 

3~4年程度たったら開業医で

勤務して治療をすることをお勧めします。

 

 

 

 

 

 

多くの人は開業していくのですから
一般開業の勤務先で成果を出す事が

 

将来の練習になります。

 

 

 

 

 

そして、開業医のもとで働く際には

自分が、いざ開業する時に

 

 

どのようにしたら良いのかも考えて

治療技術はもちろん

 

 

それ以外のことも

できるだけ多く吸収しておけると良いですね。

 

伊勢海 信宏

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