親が歯医者じゃないと損?。(歯科研修医でも大切)

親が歯医者じゃないから

自分には、あとを継ぐクリニックがなくて…

 

 

 

心配している人いますが

 

 

それ!実はラッキーなんです。

 

 

 

 

継げるクリニックがない立場の

人からすると

 

 

「なんで?ラッキーなはずない!」

 

 

 

って思っちゃいますよね。

 

 

 

 

 

では、なぜラッキーなのか?

 

 

 

 

その理由は、親が歯医者で

後を継ぐクリニックがあるドクターが

 

 

 

継ぐか継がないかと言う問題で

悩んでる人が、多くいる現実があるからです。

 

 

 

 

継ぐクリニックがない立場からすると

 

羨ましい悩みのようにも聞こえますが

 

これもなかなか大変な悩みです。

 

 

 

 

では、なぜ、

せっかくクリニックがあるのに

 

 

「継がない」

 

 

と言う選択肢が

出てくるのでしょうか?

 

 

 

 

その原因としては

 

 

親と一緒の働いて上手く

行かなかったり

 

 

地元に帰るのが嫌だったり

 

 

親も元気に働いていてすぐに

引き継ぐと言う感じにならず

ズルズルしたり

 

 

 

それほど患者さんがいなかったり

 

 

 

クリニック自体が老朽化して

結構資金がかかったり

 

 

 

自分の治療スタイルと

親の地域が合わなかったり

 

 

 

奥さんなど家族が嫌がったり

 

 

 

親の体調不良で

まだ勉強したいのに

 

 

突然継がないといけなくなったり

 

 

 

 

理由はまだまだ色々ありますが、

 

実際に思っているよりも

 

 

すんなり行かないケースが多いです。

 

 

 

 

やはり医院を継ぐとなると

その場所で数十年、クリニックを

 

 

経営していくことになります。

 

 

 

今は歯科医院も多い時代ですし

親の時代に建てられたクリニックが

 

 

 

自分が継ぐ時代に

 

立地的に施設的に、合っているのかも

 

問題になります。

 

 

 

 

もし、設備が古くなっていて

改装するのなら

 

 

一から開業するより

費用は安くは済むでしょう。

 

 

 

しかし、親世代の患者さんが

多くを占める土地柄で

 

 

新しい設備にし

改装をし、ここから数十年・・・

 

 

 

 

そのために、大金を

つぎ込むことを考えると

 

 

自分のニーズに合った

患者層の集患を見込める土地で

 

 

一から開業するために

より多くの開業資金を用意する方が・・・

 

 

 

と言う気持ちになるのでは

ないでしょうか?

 

 

 

 

それに、自分が極めていきたいと

思っている治療内容があり

 

 

 

それを今まで勤務医として

学びながら腕を磨いてきたのに

 

 

 

いざ継ぐことになった時に

親のクリニックの地域性では

 

 

 

その治療は患者さん達には

必要とされず、、せっかくの技術も

 

 

実際に治療として行うことが出来ない

なんて状況になると悲しいですよね。

 

 

 

もちろん、患者さんが

多く来院されていて

 

 

何の問題もなく

親と世代交代できるなら

 

 

問題ないのですが

そう言った例は実際には

 

 

かなり少ないです。

 

 

 

 

しかし、親が歯医者ではない人は
そもそも卒業した時点から

 

 

親の後を継ぐという選択肢が

ないので

 

 

自分で開業すると言う
一つのゴールを掲げられます。

 

 

 

 

 

 

 

道

 

 

一見、継げるクリニックが

あることは安泰な気がしますが

 

 

上述したことを見ても

現実はなかなか難しいと言うことが

わかりますよね。 

 

 

 

 

継ぐか継がないかで悩むよりも
そもそも自分で切り開くと言う

 

気持ちの方が進む道が明確で
パフォーマンスが出やすいです。

 

 

 

継ぐか悩むクリニックがある

ドクターからすれば

 

 

 

継ぐクリニックがなく

悩む必要のない方が

 

 

 

余程、羨ましいことでしょう。

 

 

 

 

ただ

「悩まなくて良い!」

 

 

 

「自分の好きな場所で

 好きなように開業できるんだ!」

 

 

と手放しで喜ばないで下さい。

 

 

 

 

確かに、

一から開業できることは

 

 

何のしがらみも無く

自分の理想通りのクリニックを

 

 

作ることが出来ることは事実です。

 

 

 

 

 

しかし、その分しっかり自分で

準備する必要があります。

 

 

 

親から継ぐ場合でも

全てが自分にかかっていて

 

 

準備がものすごく必要

ケースもあるでしょうが

 

 

 

そうでない場合なら

金銭面的なことではなくても

 

 

やはり親から助けや

既存のものを使えると言う点で

 

 

かなり気持ち的にも

ゆとりが出来ると思います。

 

 

 

 

 

でも、一からとなると

 

成功するも失敗するも

 

全ては自分次第!

 

 

 

 

 

 

 

そして、その結果も全て自分に

かかってきます。

 

 

 

まずは、どういうクリニックにしたいのか?

 

 

 

 

そして、そのクリニックを

成功させるために

 

 

自分にどれだけのスキルが

必要なのかを考えて

 

 

 

勤務医である間にできるだけ

多くのことを学び、

 

 

 

そして吸収して下さい。

 

 

 

 

それは治療技術だけではありません。

 

 

 

 

 

患者さんへの対応も

勤務医である時にしているのと同じレベルで

 

 

 

開業して自分が院長になっても

通用するものなのか?

 

 

 

今、自分が勤務している

クリニックの院長先生に

 

 

実際に開業すると

どういったことがあるのか?

 

 

質問したりして、見たりすることで

 

 

しっかりと自分の身につけておくと

良いでしょう。

 

 

 

 

 

それこそ、親の体調や

親が引退を考える時期など関係ないので

 

 

自分のタイミングで

開業に踏み切ることが出来ます。

 

 

 

 

開業するということは、

大きな不安や心配もあると思います。

 

 

 

でも、しっかり準備しておけば

 

大丈夫です。

 

 

 

 

そして、自分のクリニックを

持つことは

 

 

大変ではありますが

 

 

その分、とてもやり甲斐があることです。

 

 

 

 

ぜひ開業成功に向かって
突き進んで欲しいと思います。

 

伊勢海 信宏

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