治療の中断のパターンを知ろう①

今回は、初診患者さんが

治療中断患者さんになってしまう

 

 

よくあるパターン

お伝えしていきます。

 

 

 

 

この内容はボリュームが多いので
3回に分けてお伝えします。

 

 

 

 

以前に

 

「初診患者さん、中断してないですか?」

 

http://haisyakaigyo.com/?p=290

 

 

 

の中でお話しましたが

 

 

患者さんが初診で来院されてから

 

早い段階で来られなくなり

 

治療中断患者さんに

なってしまうことがありますよね。

 

 

 

 

そして、その中断患者さんが

どれ位いるのか

 

 

 

「中断患者数」を算出し

前回処置と次回予定処置の内容なども

 

 

リストアップする方法を

お伝えしました。

 

 

 

そのリストを作ってみて

自分自身でも

 

 

何か傾向があることに気づかれたでしょうか?

 

 

 

 

この原因を探ることで

 

対策を立てることが出来ますので

 

是非、実践してみて下さい。

 

 

 

 

 

では、今回は中断患者さんになる

パターンの一つ目をお伝えします。

 

 

 

 

パターン①

 

 

次回のアポの内容が

 

患者さんの主訴部分以外の

 

歯の治療の場合

 

 

 

 

次回に
『経過観察』や『Cチェック』では

 

 

来院率が低下します。

 

 

 

「え?なんで!?

 それ、よくやってる!」

 

 

と思われた方もいるのでは

ないでしょうか?

 

 

 

 

確かに一旦、

主訴の治療が完了したら

 

 

虫歯チェックをして

他の虫歯の治療に進みたいですよね。

 

 

 

 

主訴の歯の治療をしている最中にも

 

「明らかに虫歯だ!」

 

と思う歯を見つけることって

多いですよね。

 

 

 

また、口腔ケアが

全然出来ていなくて

 

 

歯周病がひどい患者さんも

 

「虫歯よりも、先にP処したい!」

 

と思うこと、よくありますよね。

 

 

 

 

しかし、それでは来院されなくなる

ことが多いとは、なぜなのか?

 

 

 

 

理由は、患者さんは

 

「主訴が解決したから、
 痛くないし通わなくても、いいや」

 

と思ってしまうからです。

 

 

 

 

また、例えCチェックをして

次回の治療内容を伝えているのに

 

それでも中断になる場合があります。

 

 

 

どうしてでしょうか?

 

 

 

 

それは、歯医者からすると 

 

 

他の歯にも虫歯 = 治療をする 

 

 

ですが、患者さんが歯医者と

同じように思うわけではありません。

 

 

 

 

 

患者さんからすると、

 

『虫歯があるみたいだけど
 今は忙しいからいいや』

 

 

『虫歯って言われたけど
 痛みもないし

 

 

 治療はそのうちでいいかな』

 

 

 

くらいの感覚であることが多いです。

 

 

 

 

 

では、こう言った人の治療を

継続するには

 

 

どうしたらよいのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

それは、

治療の意味付けをすることです

 

 

 

 

『虫歯が3箇所あるので

 やっていきましょう。』

 

 

これでも意味付けになります。

 

 

 

 

歯医者からすると

虫歯があった時点で要治療!

 

 

 

なので、これで

十分な説明のつもりなのですが・・・

 

 

前述した通り、患者さんには

これでは意味付けと感じない人もいます。

 

 

 

患者さんは主訴を改善したくて

来ています。

 

 

 

仕事や育児などが忙しい中で

時間を割いてする他の治療に

 

 

「今やる意味」

 

 

を感じないのです。

 

 

治療説明

 

 

重要なのは

 

「今やる意味を伝える」

 

ことです。

 

 

 

 

今やるからこそのメリット、

 

そして放置することのデメリット

 

を含めて話すことです。

 

 

 

 

 

一つ、例をあげます。

 

 

 

主訴の歯以外に、奥歯に
C2レベルの虫歯が一箇所あります。

 

 

『虫歯が奥歯にも、

 もう一つだけあるので

 

 次回から治療していきましょう。
 二回ぐらいで終わります。』

 

 

 

と言うと、まさに患者さんは

来なくなってしまうパターンです。

 

 

 

こうお伝えするのではなく

 

 

『たぶん痛みを感じることはないと

 思うのですが

 

 虫歯が奥歯にもう一つあります。

 

 

 幸い、まだ神経まで虫歯が

 進行してないので

 

 

 今治療すれば神経を残す事が

 可能です。

 

 

 今は痛みが無い状態でも

 半年ぐらい経って

 

 痛みが出てきてから治療した場合は

 

 神経を取らないといけない確率が

 非常に高くなります。

 

 

 

 神経を取ることによって

 その歯の寿命も短くなります。

 

 

 また、かぶせ物も歯全体を

 覆うタイプの物になり

 

 

 見た目も、大きい銀歯になって

 しまいます。

 

 

 さらに、もし神経の治療になると

 通院回数も2回や3回で

 

 

 治すことは難しく、4回、5回、

 

 状況によっては

 

 それ以上に通院回数が

 かかってしまいます。

 

 

 

 したがって、

 もしお仕事の合間に通えるようであれば

 

 

 現段階ほどの大きさの

 虫歯であれば

 

 

 2回ぐらいの治療で

 終わりますので
 

 

 続けて治療していっては、どうでしょうか?』

 

 

 

と、患者さんにお伝えします。

 

 

 

 

前者と後者では、一目瞭然。

 

 

 

これなら、

 

「今治療しておかないと、

 後々面倒になりそうだなぁ 」

 

 

 

「2回来るのも面倒だけど

 4回も5回も通うのは、もっと嫌だなぁ」

 

 

 

「痛みも出てくるのか・・・」

 

 

と、危機感を煽ることも

 

虫歯の治療を「今やる意味」も

 

患者さんに伝わりますよね。

 

 

 

 

 

患者さんにしてみれば、

歯科の専門知識があるわけではないので

 

 

痛くない虫歯の治療を

後回しにしてしまいがちです。

 

 

 

 

しかし、こちらが

きちんと説明すれば

 

 

患者さんにとっても

初期段階の虫歯でも

 

 

治療をすることができて

痛い思いも少なく済みます。

 

 

 

 

 

こちらも、患者さんの口腔内を

きちんと管理できるし

 

 

説明することで

中断患者数も減るので

 

 

一挙両得ですね。

 

 

 

 

 

こんな簡単なことで?

 

 

 

 

と思うかもしれませんが、

 

 

まず実践してみては

いかがでしょうか?

 

 

 

 

たった1分で済みます。

 

 

今まで通り、状況だけを伝えるか?

 

 

それとも、意味付けの話をするか?

 

 

 

 

それによって
患者さんの感情は大きく変わります。

 

 

 

「今やる意味」

 

を、患者さんに分かり易いよう
伝えてみるといいでしょう。

 

伊勢海 信宏

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