治療の中断パターンを知ろう②

今回は初診中断の
パターン②と③をお伝えします。 

 

パターン②
親知らずの痛みが主訴

初診来院された患者さんの

次回予定が

紹介状・SC・経過観察・

Cチェックなどのケース

 

 

主訴が親知らずの痛みなどのケースは
即抜歯せず、投薬して次回チェックや
紹介状をお渡しすると言う場合が

あります。

 

 

でも、親知らず以外の問題点を伝えずに
次の予約日までに痛みが治ったら

その患者さんは
次回来院されるでしょうか?

 

 

もちろん来られる人もいますが
もう大丈夫!治った!

と思う人もいると思います。

 

 

痛みが主訴で来院される患者さんは

急患の場合が多く、アポの患者さん

の合間に見る形になると思うので

 

なかなかゆっくり時間をかけて

診ることは難しいかもしれません。

 

 

しかし、
虫歯があるか?
歯石があるか?

簡単にチェックしてみてください。

 

 

そして、患者さんに

 

「次回から親知らずのチェックと

 並行して虫歯の治療をして

 いきましょう」

 

と伝えて下さい。

 

 

 

もちろん親知らずの痛みが主訴の人に
過剰に虫歯治療のことなどを
初診当日に話す必要はありません。

 

 

痛みが出ていて不安になっていたり

人によってはイライラしているところに

 

痛みの出ていない他の歯の話をされても

耳に入らないか

 

「この先生、こちらの状態を

 理解していない・・」

 

と思われてしまいかねません。

 

 

ですので、

親知らずの説明と治療をしたあと
最後に1分ぐらい話すのが良いと

思います。

 

 

これで、もし親知らずの痛みが

予約日までに治っていたとして

他の歯の治療もあるので、

通院の必要性を感じて

もらえるでしょう。

 

 

その時、出来ることなら

パターン①でお伝えしたように

 

「今やる意味」

 

も合わせて伝えることで

より中断になりにくくなります。

 

 

 

パターン③

 

さまざまな歯科で治療を

中断してきた方
虫歯を放置している方など
このような患者さんの場合は
主訴の歯の治療すら終えれないまま

中断患者さんになってしまうことが

あります。

 

 

こう言った患者さんは

「痛みを止めて欲しい」
と言うのが主訴のことが多いです。

 

 

もし、このような感じの患者さんの

場合は

 

「お忙しかったりで歯の治療に
 通うのは、お時間的に

 なかなか大変でしょうか?」

 

優しく尋ねてみてください

 

 

この際に
「どうして、こんなになるまで
 治療を放置していたの?」

 

などと、呆れたように言ったり
怒って言わないでください。

 

 

誰もがそのように言われると
次も怒られるかなと思ってしまい
歯科治療から、さらに
足が遠のいてしまうのです

 

 

ましてや、過去にも中断して

しまっていそうな患者さんの場合

なおさらです。

 

 

これは歯科医師が、患者さんの

「治療しよう」という
気持ちの芽を摘んでしまっている
行為だと思います。

 

 

しかし、ここで患者さんに

なぜ放置してしまうことになったか

を優しく尋ねると

「実は歯医者の治療が怖くて…。」

 

「忙しくて通って無かったんだけど
 そろそろ治療しないとまずいです

 よね・・・。」

 

 

 

 

 

不安

 

とか患者さんから心を開いて
話してくれる場合があります。

 

 

確かに仕事などが忙しくて通院できず

中断になる方もいます。

 

 

しかし、中断を繰り返す人は

やはり歯科医院に対して

苦手意識のある人達です。

 

「痛いことをされるから、

 出来るだけ行きたくない場所」

 

のイメージのある歯科に

やっとの思いで勇気を振り絞って

行ったのに、そこで怒られたりしたら

益々歯科嫌いになってしまい

足がどんどん遠のいて行って

しまいます。

 

 

押し付けるのではなく
相手の気持ちを引き出してあげる様に
話を進めていくと良いと思います。

 

また、ここでもう一つポイントが

あります。

 

 

それは、どんなに要処置歯があっても、

いきなり

「全部しっかり治しましょう!」

 

「あの治療も

 この治療もやりましょう!」

 

と言わないことです。

 

 

今回はちゃんと治療を受けようかなと
少し心が開いたところに
突然あれもこれもと言うと

 

「そんなにあるの?

 沢山、治療しないといけないの?」

 

と治療や通院に対するハードルが

上がってしまい
また心を閉ざしてしまいます。

 

 

では、どうするのが良いかと言うと

 

その方のお口の中で、出来れば早く
治療した方が良いと思われる箇所を

2つピックアップします。

 

 

そして

「そこだけでも、やりましょう!」

と言ってあげてください。

 

 

要は高いハードルを提示して

怖気づかせるのではなく

クリアーしやすい治療のゴールに
してあげると言うことです。

 

 

そして、その治療がクリアー出来たら
少しずつラポールや治療を受ける習慣

ついてきているので

 

次の治療のゴールを
見せてあげると良いと思います。

 

例えて言うなら運動が苦手な人に
いきなりフルマラソンを目標にさせても
やる前から気持ちが
ついてこなくなってしまいます。

 

 

ですので
週2日だけ途中歩いてもいいから
5分ランニングしてみましょう。
目標を下げて行くことで

本人も「それなら出来るかも」

と言う気持ちが芽生えてきます。

 

 

治療をするのは大切ですが
患者さんの気持ちや感情を
理解してあげるのもすごく大切なこと

です。

 

 

次は初診中断のパターンの

最後になります。

 

 

 

伊勢海 信宏

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