院長が叱る時ってどんなタイミングの時なのか?

『衛生士や歯科助手など、

 

 スタッフを怒っていませんか?

 

 叱ることが大切です!』

 

http://haisyakaigyo.com/?p=557)で、

 

 

 

 

感情で怒らないことが重要と

お話しました。

 

 

 

 

「怒る」は相手に腹を立て

その感情をそのまま相手に

 

 

ぶつけてしまう事で

相手の為でもなんでもありません。

 

 

 

 

したがって、基本は「怒る」と言う

感情は無くして、冷静に話し合う

 

 

 

または冷静に叱ることが重要です。

 

 

 

 

 

これも前回にお話しましたが

 

「叱る」ことは、相手を想い

 

改善するように教育することです。

 

 

 

 

 

感情のままに怒っていては

改善には繋がりませんが

 

 

叱ることで相手を改善へと

向けることは可能です。

 

 

 

 

では、どんな時に話し合いをして

 

どんな時に叱るのでしょうか?

 

 

 

 

これを読んで、

 

 

「そう言えば自分は今まで、

 怒ってきた事しかなかったな…」

 

 

または、

 

「怒ることが多いな」

 

思った方は

 

 

 

いざ「怒る」→「叱る」

 

 

 

変えていこうと思っても

 

いつ、どうやって叱ったら良いのか

 

難しいですよね。

 

 

 

 

 

 

 

これには、

 

実は叱らないといけない

タイミング言うのが、あるのです。

 

 

 

いざ、感情を抑えて怒ることを我慢し

きちんと相手を想って叱ろうとしてみても

 

 

もし 、そのタイミングが間違っていたり

 

 

そのタイミングを

逃してしまっていると

 

 

せっかくの行為も無駄になります。

 

 

それでは、結局、本人の為にもなりません。

 

 

 

 

 

そうなってしまうと

改善できるようにと努めたのに

 

 

タイミング一つで

結果に繋がらないなんて

 

 

もったいないですよね。

 

 

 

 

 

また、タイミングを誤ったがために

 

 

スタッフの心が

離れていってしまう事もあります。

 

 

 

 

 

感情的に怒る場合は

そんな事も考えずに怒れますが

 

 

改善を求めるのであれば

色々な事を考えてから言葉を発する

 

 

相手に伝えることが如何に大事で

簡単ではないかが分かると思います。

 

 

 

 

 

しかし、いつまでも同じことで

成長しない相手に腹を立て続けるよりも

 

 

少し考えて習慣を変え

上手に叱れるようになる事で

 

 

得られるものは、とても多いです。

 

 

 

 

 

 

その為にも

 

タイミングを理解しておいて下さい。

 

 

 

 

 

では、その叱るべき時ですが

それは、

 

 

 

本人が分かっていて

弛んでいる時です。

 

 

 

 

本人が分かっていて?

 

 

 

と思うかもしれませんが

勤務年数に関わらずで

 

 

個人によりけりなのですが・・・

 

 

 

入社して仕事を一通り覚えるまでは

だいたい、みんな毎日緊張感を持って

 

 

仕事をし、一生懸命です。

 

 

 

 

 

しかし、一通りのことが

出来るようになり

 

 

毎日が同じようになってくると

途端に手を抜き出してしまったり

 

 

もしくは新しい事を覚えようと

しなくなってしまったり・・・

 

 

と言う事があります。

 

 

 

 

 

 

先にも述べましたが

これは本当に個人差があるので

 

 

10年勤めても20年勤めても

弛まずにしっかり仕事をしている人も

沢山います。

 

 

 

 

また、弛んでしまう時期も

それぞれだと思います。

 

 

 

 

 

或いは、その日だけ何かしらの

理由があって弛んでしまっていると

言うこともあると思います。

 

 

 

 

 

しかし、いずれの時期にせよ

仕事で弛んでしまうと

 

 

仕事に対してのやる気がないので

どうしても手抜きになってしまいます。

 

 

 

 

 

そこで、ミスを起こしてしまうのは

当然です。

 

 

 

 

また、ミスしてしまっても

あまり反省する気持ちもないので

 

 

次も同じミスをしてしまいがちです。

 

 

 

 

こう言った状況の時にこそ

叱る時です。

 

 

 

 

逆に、精一杯頑張ってのミスは

 

仕方がありません。

 

 

 

 

 

それは次に成長につながります。

 

 

 

 

 

だから、もしスタッフが

頑張っているにも関わらず

 

 

ミスをしてしまった時には

 

 

叱るタイミングではありません。

 

 

 

 

 

 

そう言う時は、叱るのではなく

フォローしてあげて下さい。

 

 

 

 

もし、それが治療中のミスであれば

治療後に声をかけて、

 

 

次に同じミスしないように

するためのアドバイスなど

 

 

伝える方が良いです。

 

 

 

 

 

 

一生懸命やった結果のミスなので

スタッフ自身も、ミスに対して凹んでいる所

 

 

ここで叱ってしまっては

更に追い打ちをかけてしまう事になります。

 

 

 

 

 

でも、もし出来るのに弛んでいての

ミスならば

 

 

成長につながらないだけでなく

 

 

患者さんや周りのスタッフに

迷惑をかけてしまう行為なので

 

 

 

叱る必要があります。

 

 

 

 

 

だから、ミスが起こった時には

そのミスの原因が

 

 

弛んでいるからなのか?

 

 

それとも

 

 

精一杯やった上でなのか?

 

 

 

 

それを考えることが重要です。

 

 

 

 

どちらかを判断する前に

 

「叱る」もしくは「フォローする」

 

としてしまうと

 

 

 

スタッフの成長にもならないので、

 

 

そこは

しっかり見極めるようにしましょう。

 

 

 

 

 

そして、繰り返しになりますが、

 

 

何より大事なことは

 

 

 

『感情で怒らない』

 

 

 

です。

 

 

 

 

感情のままに怒ってしまう時には

タイミングなんて考えていないと

 

 

思いますが、今日お伝えしたことを

頭に置いておいて、

 

 

感情的に怒りそうになったら

思い出して下さい。

 

 

 

 

 

 

そして、怒りそうになったら

すぐ声や態度に出さずに

 

 

まず1秒でも自分を

落ち着かせましょう。

 

 

 

 

 

この癖をつける事が出来れば

すぐに怒ってしまうことは無くなります。

 

 

 

 

そして、少し冷静になったら

相手がどちらでミスをしたのかを

 

 

考えた上で、行動に移しましょう。

 

 

 

 

 

今までがもし、

 

「怒る」ばかりで「叱る」を

 

してこなかったなら

 

 

 

最初は難しいかもしれませんが

すぐに慣れることが出来ますので

 

 

是非、実践してみて下さい。

 

伊勢海 信宏

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