開業して
どんなクリニックにしたいか?
こんな質問は開業前に考えると
ワクワクしますよね。
あんな風にしたい
こんな風にやっていきたい
など、挙げ出すと
たくさん出てくると思います。
そんな中でも
初診が多く来院するクリニックにしたい!
と言うのは、
必ず挙がると思います。
初診患者数は医院を経営していく中でも
とても大事な数字になります。
もし、開業して月の初診が
1~2人だったら
毎日が怖くなります。
開業して半年経っても、
一日トータルの来院数は5人ほど…
となると、不安いっぱいですよね。
ただ、これが開業して
数年経っての話ならば
既存の患者さんの数が多く
尚且つ、その患者さん達が
かなりの割合で
きちんと定期検診にも来てくれている
と言う状況下であれば
まだ耐えられます。
しかし、開業して軌道に乗るまでの間で
月に1〜2人の初診数だと
経営していくことに
かなり不安を覚えることと思います。
当然ですが、誰もそんな心配
したくありませんよね。
したがって、今回は
そんな心配をしなくて済む条件
のうちの一つをお伝えしたいと思います。
それは、
『患者さんが来たくなる
クリニックである』
と言うことです。
「何を当たり前のことを
言っているんだ?」
「それが出来たら苦労しないよ…」
と思われるかもしれません。
では、患者さんが来たくなる
クリニックにする為には
どうすれば良いのか?
これには重要なポイントがあります。
それは、目立つ!と言う事です。
目立つ!
目立つ!
目立つ!
↑めだってますよね。
では、ここで質問です。
ちょっと考えてみてください。
あなたの家でも
職場でも構いませんので
最寄りのターミナル駅で
メガネ屋が何店あるか知っていますか?
駅の規模にもよりますが
せいぜい3店舗位じゃないでしょうか。
では、次にインターネットで
実際には何店舗あるのか
調べてみて下さい。
たぶん5~10店舗ほどあると思います。
もし、そんなに無くても
自分が記憶を辿って思い返した数よりは
多いはずです。
スーパーやコンビニは
多くの人にとって
ほぼ毎日行く場所です。
だから、無意識のうちに
目に入る看板で記憶していたり
意図的に自ら探して記憶しています。
しかし、メガネ屋はどうでしょう?
毎日行く人は、いませんよね。
そして一度購入すると
次購入したり修理が必要になるまで
メガネ屋のことを考えることも
なかなかありません。
ゆえに、スーパーやコンビニを探すように
日々、新しいメガネ屋を探したり
どこにどんなメガネ屋があるかを探す
なんてことはありません。
そんな風に、メガネ屋がターミナル駅の
どこに、どんなお店があるのかを
記憶していないのです。
ただ、もしメガネが必要になった時に
記憶に残っていないメガネ屋に行く
確率は、どれ位あるでしょうか?
記憶にない店に行く可能性は
格段に下がりませんか?
普通は記憶にある店に行くはずです。
もちろん調べて行く可能性も
あるのでOではないですが
記憶にあるお店の方が、
行く可能性は高くなります。
駅前に大きな看板を出しているのを
毎日目にしていたら
もし、手持ちの眼鏡が壊れて
急いで新しいのを買おうと思った時に
「あ!あそこにあったはずだから
仕事帰りに寄って帰ろう」
となる人が多いでしょう。
これは歯科医院にも同じことが言えます。
歯科医院も、毎日行く場所では
ありません。
たいていの人は、歯が痛くなったり
不調を感じた時に
初めて歯科医院を探します。
「駅近」「審美歯科」「予防歯科」…
などなど探し出したいキーワードも
いろいろとあるかもしれません。
しかし、まずは目に入り
意識してもらわないと始まりません。
その為には、看板などで
目立つ事が重要です。
まずは目に留まる!
そして、意識してもらうのです。
しかし、この目立つ看板は
別にネオンギラギラの
どぎつい感じにする訳ではありません。
もし、目立つ為にクリニックの
雰囲気とは全然違うのに
ネオンギラギラにしてしまうと
目立つには目立つけれども
患者さんからのイメージも
違ったものになるかもしれません。
例えば、クリニックは北欧風で
落ち着いた雰囲気の内装にしていて
治療も患者さん一人一人の意見を
しっかり聞いて
じっくり治療方針を考え進めて行く
と言うスタイルをとっていたとします。
しかし、駅前に出している看板は
黄色の看板。
そして、周りにはチカチカと点滅する電球。
液晶パネルには、
『初診歓迎!保険取扱OK!』
と、これも点滅しながら出ている。。。
どうでしょうか?
確かにインパクトはあります。
目にも留まります。
しかし、この看板を見て
北欧風の落ち着いたリラックスできる
クリニックを想像できるでしょうか?
答えは否ですよね。
これでは、きっと真逆のイメージを
持たれてしまうかもしれません。
そうなると、印象には残って
記憶はされているけれど、
負の印象になってしまう可能性も
大いにあります。
これは、実際のクリニックなら
行きたいと思われるのに
看板のギラギラした感じが強くて
実際とは違うクリニックのイメージ
を植え付けてしまうからです。
だからと言って
ただ控えめな感じでは認知されません。
目立て!と言ったり、
ギラギラ目立つ必要はないと言ったり
どうすれば良いんだ!?
と思いますよね。
では、
次回からは目立つための事を
詳しくお伝えしていきます。
伊勢海 信宏
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