日本の平均年収の危機 〜その②〜

前回の

 

『日本の平均年収の危機 〜その①〜』

 

http://haisyakaigyo.com/?p=6882

 

 

に引き続き

 

 

 

今回も日本の平均年収の危機について

 

お伝えします。

 

 

 

 

 

 

前回は、アメリカ他諸外国では

平均年収が年々上がっているのに対して

 

 

 

日本では20年前から

平均年収が上がっていない事や

 

 

 

物価や税金の高騰により

支出が増えて貧しくなっている事

についてお伝えしました。

 

 

 

 

 

 

今回は、これらの事が

 

歯科とどのように関係するのか?を

 

お話したいと思います。

 

 

 

 

 

歯科で開業する際には

はじめに建物を建てる費用や

 

 

設備を購入する費用として

投資しますよね。

 

 

 

 

まず、この初期費用が

昔よりも上がっています。

 

 

 

 

30年前に開業した先生方に

お話を聞くと

 

 

開業資金が3千万円で出来た

と言う方も多くいらっしゃいます。

 

 

 

 

 

しかし、今では開業資金として

5〜6千万円かかるのが当たり前になっています。

 

 

 

 

 

この5〜6千万円の中には

様々な設備費も含まれています。

 

 

 

例えば、個人で家を建てる場合でも

建築コストがかかりますよね。

 

 

マンションの場合でも同様に

建築コストがかかります。

 

 

 

年々、新築マンションの価格が

高騰しています。

 

 

 

 

これは、建築コストが上がっていることも

 

原因の1つです。

 

 

 

 

 

つまり、日本の平均年収は

上がっていないのに

 

 

自分が、お金をかける物、

設備や部品などには

 

 

必ず海外から買っているものが

含まれています。

 

 

 

 

その輸入したものは

転化を繰り返し更に

 

 

コストが高くなっています。

 

 

 

 

 

 

他にも、歯科機械や器材も海外製品で

 

様々なものがありますよね。

 

 

 

 

中国製で、すごく安く買えるものもあれば

 

ヨーロッパやアメリカ製で

 

 

例えば拡大鏡などは

 

昔よりもすごく価格が上がっている物も

 

見たことがあると思います。

 

 

 

 

 

 

それらも、世界的に

金額が決まっているので

 

 

それに伴い定価が上がる

と言う現象が起きます。

 

 

 

 

日本では、保険治療の売り上げも

殆ど変わっていないのに

 

 

出て行くコストだけは

どんどんかかるようになっています。

 

 

 

 

今、ITがどんどん発達していて

医療の世界にも、その技術は入ってきています。

 

 

 

 

世界的にも、より良いもの

より良い治療をするために

 

 

いろいろなことを研究開発して

最新の機械が造られています。

 

 

 

そして、これら最新の機械のコストが

 

とても高いのです。

 

 

 

 

海外の先生は、年収も

もともと高いので

 

 

ある程度高い機械だとしても

買うことが出来たりします。

 

 

 

 

それと比べて、

日本の年収は低いため

 

 

高い機械を購入することは

とても大変です。

 

 

 

 

補足にはなりますが

 

前回、日本の平均年収が

約430万円とお伝えしましたが

 

 

 

歯科開業医だけの平均年収で見ると

約1200万円となります。

 

 

 

 

一見、高いように思えますが

2〜30年前の開業医の平均年収は

 

 

約1800万円でした。

 

 

 

そこから考えると、すごく下がっています。

 

 

 

 

すごく下がっているのに、コストは上がる。

 

 

とても大変ですよね。

 

 

 

 

 

 

これが、日本の平均年収が

上がっていないことで

 

 

歯科医に起こる影響の1つです。

 

 

 

 

そして、もう1つは

 

治療費に関してです。

 

 

 

 

 

治療を受けてお金を払うのは

当然ながら日本の国民です。

 

 

健康保険に加入していれば

国が治療費の7割を負担していますが

 

 

残りの3割は患者さんが

負担し支払います。

 

 

 

 

世間的には「医療費は高い」

 

 

「病院行くと、結構お金がかかる。」

 

 

と言われています。

 

 

 

 

例えば、お父さんの手取り月収が

25万円で

 

 

子供2人と専業主婦のお母さん

という家族構成の場合

 

 

 

ひと月の医療費が1万円かかる

と言われたら

 

 

かなり大きな負担になりますよね。

 

 

 

 

 

 

この家計から見ると

 

「医療費が高い」と感じるのは

 

至極当然の事に思えます。

 

 

 

 

 

勿論、その1万円分の価値がある

治療かもしれません。

 

 

 

私たち、治療をしている側からすれば

 

1万円の価値があるから

高くはないと思うこともありますが

 

 

 

これは、あくまで歯科医の理論を

持っているから思うことであって

 

 

世間一般の声としては

価値が見合うかどうかは別として

 

 

とにかく治療費は「高い」ものと

思っている人も多くいると言うことを

忘れないでほしいと思います。

 

 

 

 

 

 

そう言った中で

歯科が良くなっていく方向を考えた時に

 

 

 

歯周病の管理や定期的にクリーニングや

 

治療をすると言ったことが挙げられます。

 

 

 

 

 

しかし、そのクリーニングや治療に

例えば、1回3千円支払うと言うことも

 

 

患者さんからすれば

結構負担になっていることもあります。

 

 

 

 

 

負担に感じれば、

患者さんは少しずつ

 

 

クリニックから足が

遠のいて行ってしまいます。

 

 

 

 

歯科業界として発展のために

よく言われることは

 

 

「歯はとても重要だから

 メンテナンスをきちんと受けていない人達に

 

 

 その事を伝えていけば

 歯科はまだまだ良くなるはずだ」

 

 

と言う話です。

 

 

 

 

 

 

私自身も、そのようになれば

良くなるだろうとは思っています。

 

 

 

しかし、同時に患者さん思考で

考えた場合

 

 

お金をどこに配分するのかを

すごく考えると思います。

 

 

 

 

 

つまり、先述した4人家族の例で言うと

 

 

25万円の手取り収入の中から

家賃や光熱費は

 

 

絶対に支払わなければなりません。

 

 

 

 

その他にも食費や、将来のために

貯金もする必要があるでしょう。

 

 

 

子供の学費もあります。

 

 

 

 

そして、これ以外にも

必要なお金を支払った後には

 

 

自由になるお金は

限られた額しかないでしょう。

 

 

 

 

 

その自由になる限られたお金を

 

何に使うのか?で

 

 

最終的に歯科治療が選ばれるのか

どうかだと思います。

 

 

 

 

 

歯の大切さが伝わったとしても

 

そこにお金を掛けられるだけの

 

収入の余力がなければ

 

 

 

 

メンテナンスにお金を掛ける

 

と言う最終的な判断には至らないでしょう。

 

 

 

 

 

 

ここで、日本の平均年収が

どんどん上がっている状態であれば

 

 

毎月の決まった支出をしても

まだまだ余力があるようになります。

 

 

 

 

 

そうなればメンテナンスや治療に

3千円払う事に対して

 

 

患者さんも全然問題ない

と感じられると思います。

 

 

 

 

 

しかし、この日本の現状では

年収はあまり上がっていない上に

 

 

税金や社会保険料が高くなって

手取りが更に低くなっています。

 

 

 

 

 

その中で自由に使えるお金は

それ程多くは残りません。

 

 

 

 

その多くはない残ったお金を

何に使うかを考えた時に

 

 

ディズニーランドに行こうかな

 

 

服を買おうかな

 

 

もっと子供の教育に使いたい

 

 

自分の勉強のために使いたい

 

 

趣味に使いたい

 

 

美味しい食べ物を食べようかな

 

 

などなど、

人それぞれ使いたいことも様々です。

 

 

 

 

 

しかし、使いたいことはあっても

その全てをできるだけのお金はないのです。

 

 

 

 

もし、これから先、更に物価も上がり

年収もあまり変わらない状態が続くと

 

 

自由に使えるお金は

更に少なくなってしまいます。

 

 

 

 

その時に、世の中の人は

 

何にお金を使おうか

 

とても悩むでしょう。

 

 

 

 

 

歯科医としては

歯の大切さを痛感しているし

 

 

人生において歯は大切

だと言うことも知っています。

 

 

 

 

 

だから、患者さんにも

自由に使えるお金の一部を

 

 

メンテナンスや治療に充てて

健康な口腔環境を整えてほしいと思います。

 

 

 

 

 

 

しかし、大事なことは

私たち歯科医が思うかではなく

 

 

大事なことは

それを患者さんがそう思うかどうかです。

 

 

 

 

 

患者さんが、「歯は大切」と思って

 

普段、自由に使えるお金が月に5万円だとしても

 

 

 

その中から、オーラルケアにお金をかけよう。

 

 

メンテナンスで歯科医院に行って

チェックしてほしい

 

 

と思えるかどうかが重要です。

 

 

 

 

 

 

日本の経済が成長して

平均年収が右肩上がりの状況にあれば

 

 

患者さんにも治療や

メンテナンスの重要性を

 

 

少しお話するだけでも

 

歯にお金を使おうと思ってもらえるでしょう。

 

 

 

 

 

 

しかし、現実では手取り額が少なく

本当にお金をかけるもの

 

 

掛けたいものを

選ばなければならない状況です。

 

 

 

 

 

 

これは、2つ目の問題で

 

平均年収が低いと

 

歯のメンテナンスや治療は

 

後回しになってしまうことです。

 

 

 

 

 

 

今後もしばらくは、このような状況が

続くかもしれません。

 

 

 

 

 

その中で、歯科医院として

どう立ち向かうのか? と考えた時に

 

 

患者さんに

 

「歯は大切だ。お金はかかるけど

 

 良い状態を維持するために

 

 最低限のお金はかけておいた方が良い」

 

 

 

と思わせられるような

 

提案力や話し方などが出来るかどうかが

 

とても重要になってくると思います。

 

 

 

 

 

 

これが、きちんと出来ているクリニックは

 

どんどん伸びて行くと思います。

 

 

 

 

 

そして、逆にいくら治療が上手くても

 

患者さんの気持ちを盛り上げられない

 

提案力も話し方も出来ないクリニックは

 

どんどん大変になっていくでしょう。

 

 

 

 

 

 

今回は日本の平均年収の危機が

歯科医院に及ぼす影響を考えました。

 

 

 

 

一見、歯科医院経営と

関係ないように思うことも

 

 

意外と関わっています。

 

 

 

 

 

それらを客観的に知り

今後どのような事が起こるのかを

予知して下さい。

 

 

 

 

そして、それに対して

 

自分はどんなスキルを上げて行くのか

 

という事を、よく考えてみて下さい。

 

伊勢海 信宏

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