実際に話した例 〜声が小さいスタッフへ〜

今回は、声が小さなスタッフに

 

私が実際に話したことについて

 

お伝えしていきます。

 

 

 

 

 

私のクリニックのスタッフに

声のとても小さいスタッフがいます。

 

 

 

 

患者さんをお呼びする時の

声も小さいし

 

 

返事をする時も小さい声です。

 

 

 

 

これを読まれている先生の中でも

 

 

スタッフの声が小さくて

困っていると言う方も

 

 

多いのではないかと思います。

 

 

 

 

そして、「声が小さい」

と言うことに対して

 

 

どのようにスタッフに伝えれば良いのか?

 

 

 

と言うことに、悩まれている方も

おられると思います。

 

 

そこで今回は

私が声の小さいスタッフに

 

 

実際に話した事を

シェアしたいと思います。

 

 

 

 

只、これからお話することは

この話以前のスタッフとの

 

 

やり取りがあって

話の流れもあるので

 

 

私が今回ここで伝えた文章だけを切り取って

 

 

そのまま先生がスタッフに

伝えると違和感があるかと思います。

 

 

 

 

その点だけは、ご理解頂き

 

ご自身とスタッフの会話の

 

参考にして頂ければと思います。

 

 

 

 

 

私は冒頭でお伝えした

声のとても小さなスタッフと

 

 

15分程、仕事のことなどで

雑談をしていました。

 

 

 

その時に、彼女の声が小さい事を

変えたいと思っていました。

 

 

 

そこで、話の途中で彼女にこう聞いてみました。

 

 

 

 

「〇〇さんて、自分の声って小さいと思う?

 

 

 それとも、返事をする時や

 話す時の声って大きいと思う?」 と。

 

 

 

 

 

すると、彼女の答えは

 

 

「私は声が小さいと思います・・」

 

 

と自信なさげに言いました。

 

 

 

 

本人も自覚していたわけです。

 

 

 

 

そこで、更に私は

 

 

「そうなんだ。

 僕も少し声が小さいなと感じていて

 

 

 〇〇さん自身は

 どう思っているのかな?

 

 

 って気になってたから聞いたんだ。

 

 

 声が小さいって自覚してる

 って事だけど

 

 

 なんで声が小さくなるの?」

 

 

と聞いてみました。

 

 

 

 

 

彼女は

 

「いろんな事が合っているか

 合ってないか解らないし

 

 

 自信がなくて

 声が小さくなってしまいます。」

 

 

と答えたので、私は

 

 

 

「なるほど。

 合ってるか合ってないか

 解らなくて

 

 

 自信がないから小さくなるんだね。

 

 

 じゃあ、例えば、ここに何か

 知らない野菜があるとするよね。

 

 

 トマトみたいな形をしてるんだけど

 

 本当はトマトとは全くの別物

 という野菜があって

 

 

 この野菜なんだと思う?って

 質問された時に、一人の人は

 

 

 

 「あ!僕、これはトマトだと思います。」

 

 

 て言う人と、もう一人の人は

 

 

 「わかんないです…何ですかねぇ

  トマトですかねー…」

 

 

 と聞き取れないような声で

 言う人がいたら

 

 

 どちらの方が、印象が良いと思う?」

 

 

と質問してみました。

 

 

 

 

すると、彼女は

 

 

「間違ってはいるけど

 前者の トマトだと思います! 

 

 

 と答えた人の方が

 印象が良いと思います。」

 

 

と答えました。

 

 

 

 

 

そこで私は

 

「そうだよね。前者の方が好印象だよね。

 

 これは普段の生活でも言える事なんだよ。

 

 

 

 日々の発言は、

 全てが別にテストではないし

 

 

 間違っていたからと言って誰かに

 

 お前間違いやがって!!

 

 って怒られるわけでもないんだ。

 

 

 

 誰だって知らないことなんて

 山ほどあるんだから

 

 

 別に間違っても良いんだよ。

 

 

 

 ただ、間違うことは良いんだけど 

 自分が初めから

 

 

 『間違っている』と言う感じを出したり

 

 

 自信がない風にしてしまうと

 相手もすごく違和感を感じるんだ。

 

 

 人間って、思っている以上に

 人を見て生きている動物なんだよ。

 

 

 

 どう言うことかと言うと

 

 例えば、他人からお金を

 巻き上げようとしている

 

 悪い人がいるよね。

 

 

 そう言う人が、とても自信満々で

 背筋も伸びて姿勢が良くて

 

 

 すごくハキハキ話すような人を狙うか?

 

 

 と言うと、そんな事しないわけだよ。

 

 

 だいたいターゲットにされるのは

 自信がなさそうで

 

 

 オドオドしているような人なんだよね。

 

 

 そう言う人は

 

 「あぁ、こいつなら巻き上げられる。

  いけるな。」

 

 

 って思われて狙われちゃうんだよね。

 

 

 

 

 夜の飲み屋街でも、客引きの人が

 「良いお店ありますよ。」って

 

 

 道行く人に声をかけて

 お店に連れていくんだけど

 

 

 行ってみたら法外な額を

 請求されて

 

 

 所謂ぼったくりバーみたいなこともあるんだ。

 

 

 

 そう言うのも、

 声を掛けられるのは

 

 

 堂々として

 しっかりしていそうな人は

 

 

 声を掛けられづらいし

 あまり行きもしないんだけど

 

 

 自信なさげな人は客引きに

 

 「こいつなら、いけるな」

 

 って目で見られているんだよね。

 

 

 

 悪い人間て言うのは

 そう言うのを見てるんだよ。

 

 

 

 そして、悪い人間は結構多いから

 しっかりした話し方をした方が

 

 

 人生で得をする場面は本当に多いよ。

 

 

 

 逆に、声が小さいだけで

 変な人が寄ってきちゃう場合もあるから

 

 

 本当に注意した方が良いよ。

 

 

 

 他にもね、レストランとかで

 席に案内してくれる店員さんがいるよね。

 

 

 

 その店員さんが

 普通の声の大きさで

 

 

 「お席はこちらです。」

 

 と言ったら、何も違和感を感じないよね?

 

 

 だけど、店員さんが

 めちゃくちゃ大きい声で

 

 

 同じことを言ったら

 案内された人は

 

 

 「この店員さん大丈夫から?

  元気は良いけど、変な店員さんだな」

 

 

 と思うよね。

 

 

 

 反対に、すごく小さい声で

 同じ事を言われても

  

 

 この人、大丈夫?ってなるよね。

 

 

 

 要は、人は一般的な

 よくあるゾーンから

 

 

 少しでも逸脱していることに対して

 

 すごく違和感を感じるんだ。

 

 

 

 「この人、何?おかしいのかな?」 と。

 

 

 逆に注目浴びることになる。

 

 

 

 

 つまり、さっき言ってた

 謎の野菜の話だと

 

 

 自信がなくて

 はっきり言えないことも

 

 

 人間だからあるだろうけど

 その時に、あまり小さい声で話すと

 

 

 相手からすると逆に

 余計にその発言が、濃く

 

 

 印象に残っちゃうんだよね。

 

 

 

 それを、普通に

 「トマトと思います」って言えば

 

 

 印象にも残らないし気にならないんだよ。

 

 

 

 

 だから、これからは是非、声を

 今までよりも出していくようにして

 

 

 仕事をしていこうよ。」

 

 

と話しました。

 

 

 

 

加えて、

 

 

「とは言っても、なかなか

 声を大きくしようと思っても

 

 

 私生活でするのは難しいよね。

 

 

 いろいろな患者さんがいるし

 恥ずかしいと思うかもしれないけど

 

 

 患者さんも別に〇〇さんの事を

 ずっと気にして

 

 

 今日は声が大きいのかな?

 小さいのかな?

 

 

 なんて思っている人いないから

 気にしなくて大丈夫だよ。

 

 

 

 大きくなったとしても

 患者さんからしたら

 

 

 それが普通の声の大きさだと思うから。

 

 

 

 だから、今日から早速

 少し大きな声を出すようにやっていこう。」

 

 

と提案しました。

 

 

 

 

 

スタッフは、「わかりました。」と

 

理解して返事をしてくれたのですが 

 

 

 

その返事の声が既にもう

 

話をする前よりは

少し大きくなっていました。

 

 

 

 

 

私は、

 

「もう出来てるじゃん!

 

 少し意識してるだけで全然違うよ。」

 

 

と、スタッフの気持ちを

盛り上げて評価して

 

 

話を終えました。

 

 

 

 

 

 

先述した通り、この会話はあくまで

会話の一部を抜粋したもので

 

 

 

この会話に至るまでに

このスタッフとは

 

 

彼女の人生の話なども

色々聞いたりしている流れがありますが

 

 

 

今回は声の小さい事を

指導するための部分だけを

 

 

掻い摘んでお伝えしました。

 

 

 

 

 

 

スタッフの声が小さいことに

悩んでいる先生は少なくはないと思いますが

 

 

 

スタッフ教育の際でも

 

 

「〇〇さん、なんか声が小さいよ。

 やっぱり、しっかり声出さないと

 

 

 患者さんも聞こえないし

 社会人として良くないよ。」

 

 

と言うような話をすると

それは正論であっても

 

 

スタッフからすると

それでは変われません。

 

 

 

 

 

やはり、その人には

その人の悩みがあり

 

 

自信がないから

声が小さくなっているのです。

 

 

 

 

それを解決する為には

やっぱり相手の話を聞いて

 

 

どういうふうに思ってるの?とか

 

 

なんで、そう言う風になったの?

 

 

いつから?

 

 

 

などと言った話を聞きだしましょう。

 

 

そこから

 

「じゃあ、それはこうした方が

 

 あなたの人生にとっても良いんじゃないかな。」

 

 

と言う様な話をします。

 

 

 

 

「社会人として」や「仕事として」

 

声の大きさは、どうなのか?

 

 

 

と言うような事は決して言わず

 

 

 

あなたの人生において

こういう事が必要だと思う

 

 

 

こう言う風になった方が良いんじゃないかな

 

 

と言うように話しています。

 

 

 

 

 

とは言え、毎回全ての事象で

同じように出来る時間はないので

 

 

スタッフの性格的な部分や

キャラクターを見て

 

 

越えられない壁がありそうな時には

 

 

 

相手の話を聞いて

 

その壁を一緒に越えられる様に

 

アドバイスするようにしています。

 

 

 

 

 

一見、大変に思われるかもしれませんが

 

 

スタッフに壁を越えさせる事が出来れば

 

 

スタッフ自身の人生も良くなりますし

 

 

職場内環境も良くなりますので

 

 

是非、実践してみてはいかがでしょうか?

 

伊勢海 信宏

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