今回は
『スタッフに好かれる行動』
の2つ目をお伝えします。
前回
(http://haisyakaigyo.com/?p=6946)
前回お伝えしましたが
マイナスの行動を無くす事も
大切ですが
プラスになる行動をしていくことも
マイナスを無くすのと同じくらい大切です。
実際にどんどんプラスの行動を
していくことで
スタッフから好かれたり
院長の評価が上がっていきます。
これは、好かれたり評価が上がると
院長自身が嬉しいからする訳では
ありません。
勿論、嫌われているよりも
好かれている方が
嬉しいのは当然ですが
それよりも、スタッフが
院長に対して負の感情ではなく
ポジティブな感情を
持ってくれる方が
確実にクリニックは良くなります。
「良い院長だ」と評価できる
院長のもとならば
スタッフの仕事に対する姿勢も
前向きなものになりますし
その院長と一緒に仕事をする事に
スタッフ自身がプライドを持つ事も
出来ます。
そのためにも、院長はスタッフから
好かれる必要があると思います。
では、スタッフに好かれるためには
どうしたら良いのか?
前回は1つ目として
『スタッフを褒める』とお話しました。
そして、今回2つ目は
スタバギフトカードや
Amazonギフトカードを
スタッフにプレゼントすることです。
ご存知の方も多いかと思いますが
スタバギフトカードや
Amazonギフトカードは
千円から購入できるギフトカードです。
スタバのカードなら
スタバで使用出来ますし
Amazonのカードなら
Amazonで利用出来るので
Amazon内の様々なものが購入出来ます。
そして、これをどのように
利用するかと言うと
スタッフが何かに頑張って
取り組んでいる
または、何か良い行動をした
と言う時に
このギフトカードをプレゼントします。
これにより、受け取ったスタッフは
言葉だけで感謝をされるよりも
「こんな風にしてくれるんだ」
と喜びの気持ちが大きくなります。
また、例えばスタバギフトカードを
プレゼントされたスタッフが
実際にそのカードを使って
スタバで好きなドリンクを飲む時にも
「これ私の仕事を評価して
院長先生がくれたやつだなぁ」
と思い出します。
要は、スタッフへの様々な評価を
プレゼントにするのですが
それなら、給料に反映した方が良いのでは?
と思われるかもしれません。
しかし、日々の仕事の中での
評価などを給料に反映すると
その価値が薄まってしまう事があります。
なぜかと言うと
今は給料は銀行振込ですよね。
となると、もし給料に反映したとしても
それは給料明細と言う
紙ベース上の数字が表されません。
スタッフの中には、
給料明細を見ないと言う人も
少なくありません。
となると、
スタッフに明細を渡す時に
「給料上がってるからね」
と言っても、スタッフは
それを聞いた時だけしか
喜びがありません。
そして、例えば継続的に月3千円
給料アップしたとします。
すると、スタッフは初月は
「給料上げてくれて
ありがとうございます。」
と院長に対して思いますが
それ以降は、いちいち毎月そんな風に
有難いと思わなくなります。
勿論、通常で昇給をして
評価をしていくことは重要です。
しかし、そう言う年に1回の
査定のようなものではなく
何かちょっとした時に
気持ちを形にして表す事が
とても重要です。
それは、言葉も大切ですが
それだけではなくプレゼントを渡すことで
スタッフの捉え方も変わります。
只、このプレゼントと言うのが
お花だとしたら
スタッフからすると
少し仰々しい重い感じがすると思います。
したがって、渡すプレゼントも
手軽なものが良いと思います。
そう考えると、金額的にも手軽さ的にも
スタバギフトカードは一番良いと思います。
でも、近くにスタバがない
と言う地域もあると思いますので
その場合はAmazonギフトカードも
良いと思います。
スタバギフトカードなら
スタバの店舗でレジで
「千円分のカードください」
と店員さんに言えば
選んだデザインのカードに
千円分チャージしてもらい
買うことが出来ます。
私は、そのカードを常時5枚ほど
カバンに入れています。
そして、何か良い行動を
してくれたスタッフがいる時などに
仰々しくならないように
ちょっとした感じで、渡しています。
これも1つのポイントで
渡す時にわざわざ
「〇〇さんのために用意してきたよ」
と言う感じを出しながら渡すより
自然に渡す方が私は良いと思います。
なぜなら、そのギフトカードは
本当に「ほんの気持ち」なので
金額的にも千円程です。
これが5千円くらいなら
少し大層な感じがしてしまいます。
しかし、5千円で仰々しく
プレゼントをされるよりも
受け取る側も、良いことをする度に
千円を回数多くもらう方が
嬉しいものです。
したがって、千円のギフトカード
にしているのに
それを、「わざわざ用意してきてあげた」感を
出していると、スタッフからすると
「わざわざ用意してあげた感
出してくる割に千円って、
なんかセコイな・・・」
と感じます。
そうなっては、折角のこちらの
感謝の気持ちも
スタッフの嬉しい気持ちも
半減してしまうので
そうならないためにも
ギフトカードを渡す時には
さりげなく声をかけて渡すと
良いと思います。
例えば
「〇〇さん、いつもこう言う風に
してくれて、ありがとう。
これ、ドリンク1杯分くらいしか
入って無いけど、良かったら是非使って」
と言うように、一言添えてスタッフに
渡すようにします。
金額は千円でも
これを受け取ったスタッフは
やはり嬉しいです。
友達とスタバにいく事もあります。
スタバも安くはありませんので
その時に、自分の分とお友達の分も
それでご馳走してあげられるかもしれません。
スタッフの仕事への感謝を
スタッフが喜んでくれることで
還元できれば、院長としても
スタッフとしても、とても良いことです。
したがって、2、3枚で良いので
常に鞄に忍ばせておいて
何かの時に渡すとか
医局に置いておいて
ちょっとした時に渡すなどすると
良いでしょう。
これは全てのスタッフに
毎月渡すわけではありませんので
そんなにコストもかかりません。
用意しておいて損はありません。
給料だけを上げるよりも
このように小さな額でも
小さな喜びに繋がります。
そして、このような行動で
スタッフと小さなコミュニケーションを
とることが出来ますし
それが、とても大切なので
ぜひ実践してみてください。
伊勢海 信宏
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