ホームページなどで
企業の立ち上げからの紆余曲折を
書いているサイトや
歯科医院の場合だと
院長の生い立ちから開業までの事が
書いているサイト
を見たことありませんか?
他院のホームページを
あまり見ることがないかもしれませんが
是非、意識して見てみて下さい。
こう言った生い立ちや経緯を
書いたホームページを
見つけることが出来ます。
では、こんな風に企業設立の経緯や
院長の生い立ちから開業までの経緯を
ホームページに掲載する意味は
なんでしょうか?
ただの自己満足?
いえいえ、違います。
実はあれは人間心理から導かれた
やり方なのです。
どういう事かと言うと
人はホームページを見た時に
ただの会社紹介や院長紹介よりも
物語性のあることに
すごく興味を示すのです。
『あれは5年前の東京では珍しい
大雪が降った日だった。
いつもならまっすぐ家に帰るのに
その日はなぜか・・・。』
と物語調に書くと
人はグッと引き込まれていきやすいのです。
しかし、
これはよくある院長紹介ですが
〇〇大学歯学部卒
〇〇博士号取得
〇〇コース終了
〇〇認定医
〇〇医院勤務を経て開業
と、このような書き方で
ホームページに掲載していることが多いです。
確かに、簡潔で分かり易い内容です。
しかし
ここに読む人を惹きつける力があるか
と言うと、それは・・・
ありませんよね。
「読む人を惹きつけるって、
小説じゃないんだし
ただのホームページだよ」
と思われるかもしれません。
しかし、「ただのホームページ」で
良いんでしょうか?
せっかく労力と時間をかけて
作るホームページが
それでは、もったいないです。
もし、
「ホームページなんかなくても
患者さんが来すぎていて
これ以上集患したくない〜」
なんて、羨ましい贅沢な悩みを
抱えている状況なら話は別ですが
そんな人なら、そもそも
この記事も読んでいないはずですよね。
せっかくホームページを作るなら
しっかり読んでもらえる事で
集患に繋がるのはもちろんのこと
ホームページを見て来院された方との
コミュニケーションも図りやすく
先を見れば信頼関係も築き易くなります。
これだけのメリットを
もたらしてくれると知ったからには
いかに物語性を出して書いて
読む人を惹きつけることが大事かも
わかってもらえたかと思います。
では、実際に自分も
院長紹介やクリニック紹介を
物語調に書こう!!
と思っても、どうやって書けば
良いのか悩むことでしょう。
元々、文を書くのが得意な人であれば
苦なく書けるかもしれませんが
そうでない人にとっては
物語調に書くと言われただけで
一気にハードルが上がる感じが
するかもしれません。
ゆえに、ここでは、その簡単な
ポイントをお伝えしますので
あまり怯えずに、軽い気持ちで
取り組んでみて下さいね。
では、早速ですが
物語には『書き方』があります。
昔はダメだった自分が
あるキッカケがあって冒険や
チャレンジする
努力して苦労して
でも挫折して
そして立ち上がって
何かを成し遂げる。
そんなストーリーにすると
読む人は、引き込まれます。
そして人はさらに共感してくれるのです。
この話の展開を見て
「ん?」と
気づいたかもしれませんが
ディズニーやヒーロー物の映画が
すべてそう言った展開に
なっています。
ファインディング二モも
スターウォーズも
漫画のワンピースもそうです。
ただ、これは映画から
始まった訳ではなく
古代からの神話がすべて
この法則になぞられているのです。
それに則って、作られたお話が
必然的に多くの人の心を
捉えているのです。
この話の展開が本当に人間が
読みたくなる定番のストーリーです。
ちなみにこれを
神話の法則と言います。
ただダラダラと
自分の人生を書いていても
物語性は生まれません。
もちろん
ダラダラ書いたつもりでも
物語性に富んだ人生を
実際に送っている人もいるかも
しれません。
しかし、もしそうだったとしても
上手に書かないと、それはただ
ダラダラと書かれている
それこそ「自己満」の自分史でしかありません。
そうなると
もちろん面白くもないので
読む人を惹きつける事は
出来ませんし
なんなら敬遠されてしまいます。
しかし、神話の法則に則って
書くことができたら
物語性に富んだ人生でなくても
面白く人の心を惹きつけることが出来ます。
些細なことでも、物語調に書くことで
面白さも増します。
先ほど例にした院長紹介の院長も
〇〇大学歯学部卒
〇〇博士号取得
〇〇コース終了
〇〇認定医
〇〇医院勤務を経て開業
とだけ見れば、歯科医として
ごく一般的な経緯ですが
この経歴・経緯の中で
小さな挫折を一度もしなかったわけ
ではないでしょう。
それが学生時代、
成績が悪かったという挫折なのか?
研修医時代に
苦労したという経験なのか?
はたまた、開業するまでに
何かしら困難があったのか?
それがドラマチックなものでなくても
誰もが経験するような困難や
挫折だったとしても
そこにフォーカスして
上手に文章にすることにより
「ただの院長紹介」が
「物語性のある面白い院長紹介」に
なります。
昔、学生時代に作文を書く時に習った
「起承転結」を思い出して書くと
書きやすいと思います。
もしあなたが
自分の紹介をする際には
この神話の法則を取り入れては
どうでしょうか?
伊勢海 信宏
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理解や成長が早くなります。