歯科医師や歯科医院としての目標設定の意味って

歯科医師として

または、歯科医院の

目標値を設定していますか?

 

 

いろいろな本を読んでいても

目標を達成するためには

明確な目標値を決めることが

必要と書かれています。

 

ビジネスではありませんが

語学習得のための本にも

「いつか英語が話せるように

 なりたいな」

ではなく、

「〇〇年○月にTOEIC○点以上」

などと言うように、明確な目標値

を設定することの必要性が

挙げられています。

 

 

しかし、実は目標値って

あまり意味がないんです。

 

目標値をきちんと決めている人が

見たら、「えっ?」ってなります

よね。

 

 

そして、これだけ本にも書かれていて

周知されていることなのに

全否定!?

て思われますよね。

 

 

誤解を招いてしまわないように

先に言っておくと、これらの考えを

全く否定する気はありませんし

寧ろ、同感です。

 

 

 

 

でも、その一方で

私はこう思います。

 

 

目標値を紙に書いて壁に掲げて

 

目標達成するのでしょうか?

 

 

それだけで目標達成するなら

 

誰でも書きまくります。

 

書いているうちに、

どんどん大きな目標になって

いきそうですね。

 

でも実際には目標値を決めても

何も変化ないですよね。

 

 

 

そうなんです。

 

目標値自体は意味がないと言ったのは

このためです。

 

 

 

 

 

 

目標値は掲げる為にあるのではなく

 

違う使い方があるのです。

 

それは、目標値を行動レベルや

行動案を決める指標にする

というものです。

 

 

 

例えば

 

年収500万の人が

年収600万を目標値としたら

 

年収100万アップの為の

行動案を考えます。

 

サラリーマンだったら

昇給や昇進をする方法を

考えますよね。

 

 

 

では年収500万の人が

年収10億を目標値としたら

どうでしょうか?

 

 

9億9500万アップの為の

行動案を考えないといけません。

 

 

もしサラリーマンだったら

そもそも昇進や昇給で

どうこうできるレベルではない

ですよね。

 

 

最低でも、起業したり

 

特許ビジネスを考えたりする

必要があります。

 

 

これは、ちょっと極端に書いて

いますが

 

目標値は、それに見合った行動案を

考える指標にするだけです。

 

 

歯科で言えば

 

現在の自費売上が月に50万円の

人が70~80万円にするなら

 

患者さんに自費の説明を

今までよりもコツコツとしっかり

話したり

 

自費に関する新たな資料作成を

したりすることで

その目標値は達成できるかも

しれません。

 

 

でも自費売上が現在、月に50万

の人が月に500万円を目標値に

したら

 

どうでしょうか?

 

 

 

 

たぶん

 

患者さんへの自費説明を

今までより少し、丁寧にしたり

お渡しする資料を作るくらいで

500万円に到達するのは

不可能でしょう。

 

 

50万円の売上を500万円にする

には説明の仕方は90%変える

必要があります。

 

それ以外にも上げなければならない

スキルはたくさんあります。

 

また口腔内の問題の把握能力

 

治療の幅や治療の技術力

 

患者さんへの態度や雰囲気など

 

抜本的に変えて行かないと達成

しないと思います。

 

 

これだけ、変えるのはかなりの

労力と努力が必要になります。

 

 

だから、こんな夢のような

目標値を掲げるのは

やめましょう!

 

 

・・・と言いたいのでは

ありません!!

 

 

目標は、大きな目標値にしても

問題ありません。

 

ただ、目標値を大きくしすぎたが故

全く達成できる気配がなくて

ただの「夢」にしてしまう場合が

あるので、それは、やめましょう。

 

 

例えば、先ほどの月50万円の

自費売上を月70万円〜80万円に

するには、少し努力することに

よって月60万円は売上げたと

します。

 

 

すると、本来の目標値の

70〜80万円には到達して

いなくても、あと少し頑張れば

達成できるという兆しが

見えますよね。

 

 

そうすれば、次には50万円から

60万円に売上増加した時よりも

更に少しだけ、考えて行動することで

目標値に達成します。

 

 

これは、目標値を設定したこと

によって具体的な行動案を考え

それが結果に繋がった

良いパターンです。

 

一度、この目標値から行動案を考査し

目標達成するというシナリオを進めば

達成したという自信がつきます。

 

そうすると、他のことについても

目標値を設定して、そのための行動案

を考え行動し、達成するという道順を

確立していけます。

 

しかし、逆に良くないパターンも

あります。

 

 

それが、目標が「夢」になってしまう

パターンです。

 

月50万円の自費売上を

月500万円にしようと行動案を考え

努力してみたものの

月70万円の自費売上にしか

ならなかった。

 

という時に、どう思うでしょうか?

 

 

これが、目標値を決めて行動に移した

翌月に70万円で、よく翌月には

400万円に上がった!というので

あれば、やる気も上がります。

 

そして、自分の行動案に狂いがない

と確信ももてるでしょう。

 

あと100万円あげれば目標値達成

と思うと更に頑張れるかも

しれませんよね。

 

 

しかし、行動しだした翌月から

何ヶ月間もずっと70万円前後を

うろうろしていたら

 

どうでしょうか?

 

 

 

行動案を考えて、行動しているはず

なのに目標値は

到底達成できなさそう・・・

 

 

自分なりに努力はしているのに

やっぱり自分の医院の条件で

自費売上月500万円というのは

不可能なのかな?

 

という気持ちになると思います。

 

 

 

そして、そうしているうちに

月に500万円という数値が

現実的でないものに思えてきます。

 

 

しかし、元の月に50万円の売上より

はアップしているし、少なからず

自分なりに努力もしたので

 

「これで良いか」と妥協します。

 

 

そして、今はとても500万円は

無理だけど

 

「いつか、500万円の自費売上

 になるといいな〜」

 

という考えになってしまいます。

 

 

この「いつか」は

一生訪れることのない

「いつか」です。

 

 

この「いつか」は

宝くじで一等を当てることのような

夢物語です。

 

もしかすると、なんの努力も改革も

しないのに月に500万円の

自費売上になるよりも

 

宝くじで一等を当てる方が、確率が

高いかもしれません。

 

 

せっかく目標値を決めても、

こんな他力本願な状態になってしまう

ようでは無意味な目標設定です。

 

 

 

目標値だけを高くしても

決して達成はしません。

 

 

高い目標を設定するのがダメなのでは

ありません。

 

目標値を設定した後が

とても重要なのです。

 

目標値を設定し

それに見合った行動案を決める事が

大切です。

 

伊勢海 信宏

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