歯科医院のヴィジョンって必要ですか?

『ヴィジョンって必要ですか?』

とたまに聞かれます。

 

 

必要かどうか?と聞かれれば

 

私は

「あった方が良い」

とお答えします。

 

 

なぜ、「絶対必要!」

とお答えしないのか。

 

それは、ヴィジョンは

もちろん、あった方が良いのですが

ヴィジョンって非常に難しいのです。

 

 

そもそもですが

『ヴィジョン』とは一体

なんなのか?

 

を理解していないと

 

明確にしっかりと答えることは

出来ません。

 

 

『ヴィジョン』と言う言葉自体は

よく耳にしますし

 

なんとなくニュアンスでは理解して

いるつもりになっています。

 

 

しかし、このヴィジョンは

個人的なヴィジョンなのか?

 

 

それとも医院のヴィジョンなのか?

 

によって、意味合いが大きく変わって

きます。

 

 

個人のヴィジョンであれば、

まさに言葉の意味通り

 

自分が

こうなりたいと言う

理想像、未来像、展望です。

 

 

 

しかし、医院のヴィジョンとは

歯科医院の存在意義に基づいて

事業を行い、将来的に

「こうなっていたい、

 こうしたい」

という組織や社会の姿を

具体的に示すものです。

 

 

こう言われると、ヴィジョンて

とても簡単に答えられるような

ものではないと思いませんか?

 

 

存在意義に基づいて?

 

そんなの考えたことないよ・・

 

と言う人が多いかと思います。

 

 

 

 

例えば

 

『あなたの人生の意味や

 生きる目的って何ですか?』

 

と聞かれて

すぐに答えられるでしょうか。

 

 

かなり難しいと思います。

 

たぶん、この質問に

しっかり答えられる人は

1%もいるかどうかです。

 

 

もちろん、誰かに聞かれれば

その場で考えて答えを出すかも

しれませんが

 

 

それは質問されたから、答えを

「取りあえず」出しただけの事であり

 

本当に、自分が心底思っていること

とは違っています。

 

 

ヴィジョンっていうものも

それに近いものがあります。

 

ヴィジョンを考えて

掲げることは出来ます。

 

 

しかし、そのヴィジョンを

本気で思ってないと

 

形骸化してしまい、

そのヴィジョンは言葉だけで

まったく意味のないものに

すぐに、なってしまいます。

 

 

 

 

院長が、しっかり考えた上で

本気でそのヴィジョンを

心底思ってもいないのに

 

スタッフに

「この医院のヴィジョンは・・・」

 

と言うと

 

スタッフは白けてきます。

 

 

いつもの態度で、そんな思いや熱意が

感じられないのに

 

形だけにこだわって

 

夢を語ることに熱くなっているだけ

 

と感じられたら・・・・

 

自分がスタッフの立場なら、

そりゃ白けますよね。

 

 

 

ですので、ヴィジョンは大切ですが

 

自分の中で本当に情熱を持って

いられるだけのヴィジョンが

無ければ

 

無理に作らなくても良いかなと

思います。

 

 

確かに、『ヴィジョン』を明確に

することは

 

目標を達成するための

とても良いステップになります。

 

 

しかし、ヴィジョンを掲げると

言うような方法は

 

正直、向き不向きと言うか

 

出来るタイプと出来ないタイプ

の人がいます。

 

 

ビジネス書や自己啓発系の本などにも

よく

「まずはヴィジョンを持ち・・・」

などと書かれていたりしますよね。

 

 

そう言うものを読んで

 

本に書かれているし

 

うちのクリニックも考えないと

と思っている時点で

 

それは

もう心からの気持ちじゃないので

意味が無い気がします。

 

もちろん、本などを読んで

それに影響されて

自発的に

「ヴィジョンを持とう!!」

と思うことは良いことです。

 

 

しかし、こうした方が良いと

書いているし・・・

 

こう言う方法が良いみたいだから・・・

 

と、「なんとなく」でするのは

違います。

 

 

医院の経営を考えたり

歯科医としての成功を考えて

本を読んだりして

色々なことを吸収し実践しようと

言う気持ちはとても大事です。

 

しかし、

 

あんまり、大企業の偉大な経営者の

やり方と真似なければと

思いすぎる必要はないですよ。

 

 

ヴィジョンがなければ無いで

いいじゃないですか。

 

楽に行きましょう!

 

 

 

無理矢理であったり

なんとなくで掲げるヴィジョン

なら、無い方が良いくらいです。

 

 

これは、歯科とは全く関係のない本

で読んだのですが

 

人は嘘をつくことで、どんどん不幸を

呼び込んでしまう

 

と書かれていました。

 

 

この本の著者は

心理カウンセラーの方のでしたが

 

嘘とは、他者につく嘘だけでなく

自分自身につく嘘で

自分の不幸を招き入れることに

なる

 

とのことでした。

 

 

自分自身への嘘とは

どう言うことかと言うと

 

本心ではないこと

 

です。

 

 

例えば、

有名な歯科医になって

年収1億円は稼ぎ

高級車を乗り回し

周囲から憧れる存在になりたい

 

と思っている人がいるとします。

 

 

しかし、彼はこの夢を追い続けても

そして、もしこの夢の通りの

生活を送れるようになったとしても

 

幸せを感じられないのです。

 

 

それは、なぜか?

 

それは、この夢は本心からの

夢ではないから。

 

周囲の人の目を意識して

周囲に羨まれるようになりたい

と思ったり

 

認められたいと思うことで

人は本来の自分の気持ちを

見失ってしまいがちです。

 

 

これは、人間に承認欲求があるので

自然のことですし

仕方のないことですが

 

ここで、周りに流されたり

周りからの目を気にして

本質を見失ってしまうと

 

自分の幸せが、どんどんブレて

しまうので

 

いつまで経っても、結局満たされず

幸せを感じられないのです。

 

 

そこで、彼は本当に

自分が求めているものは何か?

 

と考えてみると

高級車を乗り回すことでも

周りからチヤホヤされることでも

1億円稼ぐことでもなく

 

 

来院される患者さんが

この医院に来てよかったと

思える歯科医院で

 

自分も含め、スタッフも

医院で自信を持って患者さんに

治療をできる

 

みんなが満足のできる歯科医院を

作り、継続していくこと

 

 

だと気づきます。

 

 

 

これが、彼の本心。

 

本当に心から望むことです。

 

 

最初の年収1億円の夢とは

全く違いますよね。

 

 

いくら、その夢が叶っても

満たされないのは

これだけ本心と違うからです。

 

自分の本心に無意識に嘘をついて

しまっていると

 

頑張っても空回りし

 

うまくいかない

満足できないことに

 

焦り、苛立ってしまいます。

 

 

これは、例えばの話ですが

ヴィジョンの話をすると

 

この彼のように

本心ではないことを

本人も気づかないうちに

ヴィジョンとしてしまう人が

大勢います。

 

それでは、いくら掲げても

無駄になってしまいます。

 

 

なので、すぐにヴィジョンを

無理矢理思い描く必要は

ありませんが

 

 

 

自分のクリニックのヴィジョン

ってなんだろう?

 

と模索するのは大切です。

 

そのうち、心から思えるビジョンが

出るかもしれません。

 

その時は、本当に自分が本心から

思えるかを、よく自分自身に

問い

 

迷いなくそう思えるヴィジョンなら

自信を持って掲げてみてくださいね。

 

 

 

伊勢海 信宏

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