歯科医師・歯科衛生士・歯科助手を育てる事が大切

歯科医院を開業すると

まずは人を雇わないといけません。

 

 

最初は、衛生士1人に

受付兼助手を1人ぐらいからスタートでしょうか。

 

 

人によっては、夫婦で開業し

最初は雇う人を少なくするケースもあります。

 

 

 

そして、徐々にクリニックの運営が

軌道に乗ってくると

 

 

雇う人を増やしていく事があります。

 

 

医院が大きくなってくると

助手4人 衛生士2人 歯科医2人

などになってくるかもしれません。

 

 

 

只ここで、

すごく大切な事があります。

 

 

それは雇用する人に

 

『お金を払って

 その分働いてくれる人』

 

と言う認識を持たない事です。

 

 

 

私は学生時代に日雇いバイトも含めて

いろいろなバイトをしてきました。

 

 

・引っ越し作業

 

・宅急便の仕分け作業

 

・パン工場でパンの製造

 

・イベント会場の交通整理

 

・飲食店

 

・チラシやティッシュ配り

 

・家庭教師

 

なんか、かなり苦学生ぽいですが(笑)

 

 

私はこれらの仕事をして

感じた事がありました。

 

 

 

それは、

 

『雇った人たちは私の人生なんて

   全然考えてくれてない。』

 

と言う事でした。

 

 

 

只々、何か作業をして

それに対する日給をもらう

 

 

働いた分=お金をもらった。

 

と言う感覚です。

 

 

 

今思えば、自分で納得していたと言え

10代や20代前半の貴重な時間を

 

 

1時間800円ほどの時給で

売り捌いていたのかと思うと

 

 

とても勿体ない気がします。

 

 

 

時給が安いから

そう思うのではなく

 

 

人として評価されての時給ではなくて

 

本当にただの人員として

働いた時間に対して給料をもらっていたから

 

こんな風に感じるのだと思います。

 

 

 

とは言え

アルバイトはそれが普通ですし

 

 

雇用主が学生の私に

何か教える義理も無いのでしょうし

 

 

私自身も後悔しかないわけではありません。

 

 

その仕事を通して

自分で学んだことも多いので

 

 

今の私を作る為に良い経験であったとは思っています。

 

 

 

話を戻しますが

人を雇うことに対して持つべき意識

大切な事があります。

 

 

 

私たちが、歯科院長、経営者として

常勤で人を雇っていくのであれば

 

 

その人の人生を考えて

大切なスキルや考え方を教えて

成長してもらう事が大切です。

 

 

 

特に20代30代の人を

雇うのであれば

 

 

その人生にとって

意味ある事を伝える事が大切です。

 

 

『仕事を通じて自分で学べ』

 

と言うのも1つの方法ですが

 

 

正直言葉として丁寧に伝えないと

分からないことは多いです。

 

 

特に、歯科医師や歯科衛生士を雇う場合は

 

その後の一生に影響する事が多いでしょう。

 

 

 

例えば、歯科医師であれば

 

・患者さんに好まれる対応の基本を教える

 

・保険治療をしっかり教える

 

・その後、自費の治療をステップで

 覚えてもらう

 

・カウンセリングも歯科医師本人にしてもらう

 

・スタッフとのミーティングも

 参加してもらう

 

・医院経営を教える

 

 

文字で書くと

とても当たり前の事ですね。

 

 

でも、実際に世の中の歯科をみると

 

『取り敢えず一日○○人患者さんを診て』

 

『保険点数を○○点あげて』

 

『トリートメントコーディネーターが

 カウンセリングするから

 治療だけしといて』

 

『インプラントは全部院長がやるから

 保険治療だけやって』

 

と言うクリニックも少なからずあります。

 

 

 

どんな方針でも、そのクリニックの

やり方なのは問題はありません。

 

 

そして、忙しい中で

人に教えるという事は

 

 

時間もかかるし

自分でした方が早いですよね。

 

 

 

 

しかし、やはり勤めてくれている人

将来につながる事を

 

 

大変でも教える事が

私個人としては

 

 

院長として、歯科医院を経営者として

雇った人に対する責任だと思っています。

 

 

 

特に歯科医師は

およそ5000万円と言う資金を

 

 

投資して開業するのですから

開業して上手く行くためのスキルを

 

 

勤務医時代に

しっかりと学んで行かないと

 

 

あとでかなり苦労してしまうと思うからです。

 

 

苦労するだけならまだしも

苦労しても医院が上手く行かなければ

 

 

その先生の家族、

その先生が雇っているスタッフ、

 

 

もちろん患者さんにも影響を及ぼします

 

 

 

これは相手が歯科医師だけでなく

歯科衛生士や歯科助手も同じです。

 

 

自分が雇うのは、どんな職種の人でも

皆同じです。

 

 

私が実際にしている事で挙げれば

 

歯科助手であれば

接遇やサービスなどをセミナーに行ったり

 

 

ミーティングしたりして

スキルを身に着けてもらおうと思います。

 

 

 

将来、他の業種に行った時も

そのスキルが生かされますし

私生活でも必ず生かされてきます。

 

 

 

私は高校時代に大手パン工場で

ベルトコンベアーに流されてくる

 

 

パン生地を丸めたり、ねじったりする

作業を何日かしました。

 

 

 

一日中続けるのはすごく大変でした。

 

 

『早くお昼にならないかな・・・。』

 

『早く5時にならないかな・・・。』

 

 

そんな事ばかり考えて仕事をしていました。

 

 

 

そして一番辛く感じた原因は

体力的な事ではく

 

 

常勤の人たち同士での陰湿な悪口があった事

 

それに加えて、その仕事をしても

全く成長を感じられなかった事です。

 

 

 

もう20年以上前の話なので

今ではパン造りの作業は

 

 

すべて自動化しているかもしれません(笑)。

 

 

 

若いうちにいろいろ体験できたのは

良かったのですが

 

 

自分が将来仕事するなら

流れ作業にならない様な仕事をしたいし

 

 

もし一緒に働く人がいたら

みんなで成長を感じられる職場に

したいと思ったのが始まりです。

 

 

 

 

歯科医院は

患者さんの為の場所です。

 

 

 

ただそこで働いている

歯科医師・歯科衛生士・歯科助手を

 

 

成長させる場と言う意味も

必要では無いでしょうか。

 

 

 

働いているスタッフが

良い職場だと思わない医院に

 

 

来てくれる人(患者さん)が

良い医院だと感じる事はありません。

 

 

 

ここに来て良かったと

思われる医院にする為には

 

 

患者さんだけではなく

スタッフにも、そう思われる必要があります。

 

 

人材は人財です。

 

 

働いた分だけお金を払うのではなく

それ以上に、スタッフが成長出来る環境にする。

 

 

 

人財を育てることは

スタッフの為にもなります。

 

 

結果として、その人財は

医院の財産にもなります。

 

 

 

そして、

自分だけが良ければ良いのではなく

 

 

人を成長させる事が

次の時代、次の世代への貢献だと思います。

 

伊勢海 信宏

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