院長として、あった方が良い能力⑤

今回も

 

「院長としてあった方が良い能力」

 

についてお伝えします。

 

 

 

 

 

 

 

前回は、院長としてのお金の使い方についてお話しました。

 

 

今回も引き続き、お金の使い方についてお話します。

 

 

 

 

 

お金の使い道としてお金を掛ける部分も

クリニックによってさまざまです。

 

 

 

・機材などを含むシステム

 

・自分の能力アップ

 

・クリニックの内装や外観

 

・人に対して

 

 

などが、お金を掛けるものです。

 

 

 

 

これらに掛けるお金の割り振り率を

考えるときに。自院では

 

 

どう言うところをメインにしているクリニックなのか?

 

 

自分がやりたい事は何なのか?

 

 

をよく考えることが重要になります。

 

 

 

 

 

例えば、世の中の会社を見てください。

 

 

 

現代は、機械化が進み

 

「こんなことまで!?」

 

と思うようなことまで全ての作業を

機械が行える時代です。

 

 

 

 

そのお陰で、安価で高性能なものが買えたり

 

迅速なサービスを受けることが可能です。

 

 

 

 

一方で、仕事の面から見ると

システマチックで

 

 

ほとんどの仕事が機械化されていて

人がやる事があまり無い

 

 

個人の能力によらない

仕事しかないところは

 

 

あまり給料が高くありません。

 

 

 

 

 

逆に、例えば外資系の

コンサル会社のような

 

 

人それぞれの対応を

しなくてはいけない

 

 

システマチックにし難いもの

 

 

個人の能力による仕事は

給料が高い傾向にあります。

 

 

 

 

 

ここで、先ほどの自院の

メインにしているところ

やりたいことを考えてみましょう。

 

 

 

 

 

自分のクリニックは

今後どのような方向性で行きたいのか?

 

 

 

 

これらを考えた時に

 

「接遇をしっかりして、患者さんとの

 コミュニケーションを多くし、大切にしたい。

 

 

 カウンセリングもスタッフにしてもらいたい。

 

 

 その他にもスタッフに、いろいろな事をしてもらいたい。

 

 

 衛生士にも、深く歯周病のことを

 勉強してもらい、技術も高めてほしい。

 

 

 そして、それを患者さんに

 話したりすることで

 

 

 患者さんの気持ちを変化させていきたい。」

 

 

 

このように考えるのであれば

 

 

やはり、スタッフには勉強の費用や

給料として支給額を上げる必要があります。

 

 

 

 

スタッフがそれを望んでいるのに

給料などを上げていかないと

 

 

本人たちも、確実にやる気が失われます。

 

 

 

 

 

しかし、そもそも先生が

スタッフに望むものが

 

 

とりあえずお会計してくれれば良い

 

 

別にカウンセリングもしない

 

 

片付けだけしてもらえれば良い

 

 

 

と言うのであれば

給料を上げる必要はないかと思います。

 

 

 

 

望むスキルが、入社半年ほどで

到達するようなもので

それ以上伸ばさなくていいと言うのが考えならば

 

 

 

仮にスタッフが辞めて

新しい人が入っても

 

 

すぐにその域なら到達できるので

昇給などを、考えることもないかもしれません。

 

 

 

 

 

こう言うと誤解を招いて

しまうかもしれませんので

補足しますが

 

 

私は、せっかく真面目に働いている

スタッフの給料を高くしなくて良いと

言いたいのではありません。

 

 

 

 

 

仮に、いくら院長が

それほどのスキルを望んでおらず

 

 

こちらが求める範囲が

前述したような内容であったとします。

 

 

 

 

それでも、その中で

しっかりと頑張ってくれている

スタッフに対し

 

 

「このスタッフが頑張ってくれいるから

 クリニックは良くなっている」

 

 

と、しっかりと評価をし

それに合わせて給料を上げるのは当然だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

したがって、求める仕事の内容が

そこまで高度でないから給料も上げないで良いと言う

わけではありません。

 

 

 

 

 

では、今回私が伝えたいことは

人に対するお金の使い方として

 

 

給料や昇給、ボーナスの設定や

だすタイミングが重要だと言うことです。

 

 

 

 

院長と言っても人間ですので

スタッフの中にも好きなスタッフと

それ以外のスタッフがいると思います。

 

 

 

 

好きなスタッフと言っても

当然ながら、変な意味ではありません。

 

 

 

 

ただ、給料などを出すときに

 

「あのスタッフ、好きだから」

 

と言う理由で、給料を決めたりしません。

 

 

 

 

これは、歯科医に限らず

一般企業でも当然のことです。

 

 

 

 

更に、職種や仕事内容によっても

初任給も違います。

 

 

 

その後の昇給の度合いも違います。

 

 

 

もし、「この人は良い人だから」

 

「この人は好きだから」

 

と言う理由だけで給料やボーナスを

決めることができたら

 

 

とても簡単だと思います。

 

 

 

 

 

しかし、それでは経営者として成り立ちません。

 

 

 

また、スタッフ同士、院長とスタッフ達の関係性も崩壊します。

 

 

 

 

したがって、やはり仕事内容によって

 

バランスを考え給料やボーナスをいくらにするのか?

 

を熟考すべきです。

 

 

 

 

 

衛生士でも助手でも

同じ職種のスタッフが複数名いるとします。

 

 

 

 

しかし、同じ職種であっても

仕事の出来は違うはずです。

 

 

 

それを、

 

「衛生士さんは一律この金額」

 

 

と、個々に合った正しい評価をせず

給料に反映させないのは

スタッフのやる気を削ぎます。

 

 

 

 

 

自院への貢献度やスタッフ各々の

仕事による自院への効果や良い影響を

 

 

よく見てきちんと評価し

給料やボーナスなどの金額設定をすると良いです。

 

 

 

 

これ以外にも、院長が望む方向性を

しっかり見極め、その方向性で

仕事をよくしてくれている人。

 

 

 

 

院長が思っている以上のことを

クリニックのためにして

それによりクリニックを伸ばしてくれている人。

 

 

 

 

このようなスタッフには

 

「昇給してあげたいな」

 

と思うことがあると思います。

 

 

 

 

こんな場合の給料、ボーナス、

昇給などには支給の方法があります。

 

 

 

 

それは、例えば功績をあげている

スタッフ一人に対し年間で12万円の

給料やボーナスなどを支給できるとします。

 

 

 

この場合、

 

「良い仕事をしてくれているから」と

 

・1万円、昇給する

 

 

・5,000円昇給し、

 年に2回ボーナスとして3万円ずつ支給する

 

 

・年2回ボーナスとして3万円ずつ支給する。

 

 残りの6万円で年2回は現金ではなく

 何かモノをサプライズでプレゼントする

 

 

 

など、さまざまな方法がありますが

どれも年間で12万円の増給には変わりありません。

 

 

 

 

これ以外にも、いろいろな方法が

あると思いますが

 

 

どの方法にするのかを

考えるときに大切なポイントは

 

 

支給されるスタッフにとって

 

 

どれが一番効果のある支給の方法か?

 

 

をよく考えることです。

 

 

 

 

 

これをしないと

せっかく頑張ってくれているスタッフに

 

 

きちんと評価していることを

表わすために増給するのに

 

 

スタッフに、その気持ちや意図が

思う程、伝わらないかもしれません。

 

 

 

 

 

そのスタッフのことをよく考えて

スタッフにとって

最適な方法で支給できれば

 

 

「先生は私のことを

 しっかり考えてくれている。

 

 評価してくれている。

 これからも頑張ろう」

 

 

 

 

と思えるのに対し、

最適でない方法で支給してしまうと

 

 

スタッフがそう考えられなくなる

可能性が大きくなります。

 

 

 

 

 

スタッフに恩を着せたくて

支給するのではありません。

 

 

 

評価していることが伝わることで

スタッフ自身に、自分の仕事が

 

 

評価されていること

頑張りを認められていることを

 

 

感じ続けてほしいので

支給するのです。

 

 

 

 

これは、スタッフにとって

仕事への活力になります。

 

 

そして、自信にもなります。

 

 

 

 

 

 

自分のクリニックで

日々一生懸命働いてくれているスタッフには

 

 

仕事にやりがいを感じて

人生の中で仕事がやりたくないものではなく

 

 

良い経験、成長できるものである

と思えてもらえたら

 

 

院長もスタッフ、またクリニックのためにも

良いことです。

 

 

 

 

 

そのために、お金を使うのです。

 

 

 

そして、スタッフの給料や

ボーナスで支給するなら

 

 

スタッフのタイプや考え方をしっかりと見て

スタッフに合わせた方法で支給することです。

 

 

 

 

 

今回は、お金の使い方と言うことで

給料やボーナス、昇給についてのお話ですが

 

 

これ以外にも感謝の気持ちや

評価を伝えるために

 

 

何か臨時でお金を支給したり

プレゼントをするのも良いと思います。

 

 

 

 

 

過去の記事の中でも

スタバのギフトカードを渡すお話も

書いていますので良ければ読んでみて下さい。

 

 

 

 

『歯科スタッフに好かれる行動② ~○○チケット~』

http://haisyakaigyo.com/?p=6948

 

 

 

 

 

上手なお金の使い方ができることは

院長として、あった方が良い能力の1つです。

 

 

 

そして、今回は特に「人」に対してのお金の使い方です。

 

 

 

 

「人」に対してのお金の使い方が上手な

クリニックは発展します。

 

 

 

 

これは、歯科医院に限られたことではありません。

 

 

 

 

発展している大企業、成功している会社

優秀な人材が集まっていると言われている会社

 

 

従業員満足度の高い会社など

どの会社も「人」に対する

お金の使い方が上手です。

 

 

 

 

 

 

歯科医院は、一般の会社ではないので

給料体系などや、支給方法なども違います。

 

 

 

 

しかし、前述したような

上手なお金の使い方をしている会社は

 

 

どのような給料体系で

どんな時に昇給したり

 

 

 

ボーナスがあるのかなど調べてみると

良い発見があります。

 

 

 

 

 

何も、全てを企業に合わせたり

世の中に合わせる必要はありません。

 

 

 

 

ただ、どのような意図があって

昇給やボーナスがあるのかを知ることで

自院にも役立てることができます。

 

 

 

 

開業して一度、決めてしまうと

スタッフの給料など

 

 

お金に関することを再度考えることに

時間を割くことは

あまり無いと思います。

 

 

 

 

しかし、クリニックを良くしたい、

発展させていきたいと考えるならば

 

 

これを機に一度、よく考えてみてください。

 

 

 

 

そして、お金の使い方の上手な院長になりましょう。

 

伊勢海 信宏

次の記事へ!

 

【ステップで学びたい先生へ】

メルマガ登録されると
体系的に学べ、

理解や成長が早くなります。

 

先生は患者さんの歯の年齢を伝えられますか?


簡単に数値化できるシステムがあります。



 

→歯の年齢診断プロ

 

手間なく売り上げを増やすには待合室動画が必須!
でも、動画に50万や100万も払っていませんか?


今だけのお得な特典があります。詳しくはサイトで。



 

→手間なし動画くん

 

→手間なし動画くん



コスト低く、手間がなく経営効果を出したい。


口コミで100医院以上が参加

地域で1医院限定なので先着順です!



 

→歯科開業医ネットワーク

 

→歯科開業医ネットワーク



開業に不安がある歯科医向け!1日5分読むだけで 開業のスキルが身につく  開業成功ステップ メールレッスン

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

よく読まれている記事